孟子 (岩波新書)

著者 : 金谷治
  • 岩波書店 (1966年6月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004130451

作品紹介

古来、孟子は孔子の思想をつぐ賢人として知られている。本書は、在来の孟子解釈にこだわらず、戦国時代に生きた彼の姿を描きながら、「王道の道は民を保んずることにあり」という論旨をはじめとして、その思想のすべてを新たな観点からわかりやすく紹介する。人道主義者としての孟子の全貌を達意な筆で綴った労作である。

孟子 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 『天の将に大任を是の人に降さんとするや、必ず先づ其の心志を苦しめ、其の筋骨を労し、その体膚を餓やし、其の身を空乏し、行ひ其の為すところに払乱せしむ。
    心を動かし、性を忍び、その能はざる所を曾益せしむる所以なり。』

    『貴きを欲するは人の同じき心なり。人々、己に貴き者あり。思わざるのみ。人の貴ぶ所の者は、良貴に非ざるなり。趙孟の貴くする所は、趙孟能く之を賤くす』

  • 原文の訳本だと思ったら解説本だった^^;
    最初はエ~~。。。やめよかなと思いながら読んでいると
    二章の終わりごろから段々面白くなってきて、
    一気に読み終わってしまったよ。
    概論は分かったので、次は訳本だ。

  • 思想より人物像に目が行く本。著者はあとがきで孟子が好きだと明言している。それだけあって孟子へのあたたかい愛情と学者としての論理的な追及が共存していておもしろかった。

  • 「舜も人なり、われもまた人なり。」

    努力すれば人は聖人になれる、と説いた孟子に関する本。
    いわゆる性善説は、人間に無限の可能性を認めるものだろう。人は生まれながら高い道徳心を持っている。しかし、多くの人がそれを顕在化しようと努力しない。なにもしなくても人間は善である、というわけではない。努力が大切なのだ。

    孔子にあこがれ、自身も聖人を目指した孟子。彼の考え方はストイックだ。怠慢な人間には理解できない。だからこそ、人間は生まれながらに善である、という間違った性善説が広まっているのだろう。

    彼の考え方を拡大解釈すれば、人間は努力すれば何でもできる。逆に考えると、目的を達せられないのは努力が足りないからだ、となる。

  • 孟子を時系列順に並べ解説している。

    講談社学術文庫の孔子に比べると、
    文章は少々固く学術的である。
    だが、決して読み辛い本では無い。
    岩波の孟子の前に読んでおくべき。

    なお、あとがきによると金谷先生は孟子が好きらしい。
    それだけに孟子の現代訳が読めないのは残念である。

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  • 天のまさに大任をこの人に降さんとするや、必ずその心志を苦しめその筋骨を労せしむ。

    読んで良かったが、孟子の抜粋というか、孟子の人となりを著者が伝えようとした書物。
    孟子の全文が載っているわけではないので注意。
    但し内容は面白かった。岩波かどっかの、全文が載ってる本を読んで読みたいと思いました。

  • 目次:
    序 説
    第一章 孟子とその時代
    第二章 道徳はつらぬかれるか
    第三章 王道の悲願
    第四章 民を貴しとなす
    第五章 人の本性は善だ
    第六章 聖人への道
    第七章 理想主義の勝利
    余 論 『孟子』七篇について
    あとがき
    字句索引/人名・書名索引

  • [ 内容 ]
    古来、孟子は孔子の思想をつぐ賢人として知られている。
    本書は、在来の孟子解釈にこだわらず、戦国時代に生きた彼の姿を描きながら、「王道の道は民を保んずることにあり」という論旨をはじめとして、その思想のすべてを新たな観点からわかりやすく紹介する。
    人道主義者としての孟子の全貌を達意な筆で綴った労作である。

    [ 目次 ]
    第1章 孟子とその時代
    第2章 道徳はつらぬかれるか
    第3章 王道の悲願
    第4章 民を貴しとなす
    第5章 人の本性は善だ
    第6章 聖人への道
    第7章 理想主義の勝利
    余論 『孟子』七篇について

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    [ 参考となる書評 ]

  •  儒教において孔子に次ぐ人物とされる孟子。本書は、孟子について、『孟子』やその他の書物を手掛かりに、人物像や時代背景と、生涯における思想の変遷について、わかりやすく解説している新書本です。著者の孟子への熱い想いが、言葉の端々から伝わります。
     なお、「教育」という単語を使った最古例とも言われる、門人教育・英才教育について触れた「君子に三楽ありて・・・」部分の解説は、156~157ページにあります。
     岩波文庫では、金谷氏は『大学・中庸』『論語』などを訳していますが、なぜか孟子は別の方が訳しています。

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