流人と非人―続・長崎奉行の記録 (岩波新書 青版 502)

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著者 : 森永種夫
  • 岩波書店 (1963年10月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004131090

流人と非人―続・長崎奉行の記録 (岩波新書 青版 502)の感想・レビュー・書評

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  • 古本で購入。

    長崎奉行所の判決記録である「犯科帳」「御仕置伺」「口書」(白状書)の中から、流人と非人に関する事件をピックアップしたのが本書。
    「生ける身として最も重い罪に処せられた流人、処罰以上に過酷な身分的差別をうけた非人、その流人と非人の姿が、犯罪の記録の上にどう映っているか」
    をテーマとしている。

    長崎だけあって、抜荷の罪で遠島処分を受ける者が多い。
    たとえば、少しでも多くの利を得ようとする唐人や、それを騙して荷を掠め取ろうとする長崎の町人。
    そうした昔も今も変わらない人間の気性や欲望が生々しく記されていて、なかなか興味深い。

    ただ、ほとんど全編が奉行所の記録から取り上げたエピソードで占められているのが少し残念。
    「流人とは」「非人とは」という深く突っ込んだ内容はあまりないので、「長崎奉行犯科帳」というくらいに読むのがいいのかもしれない。
    一種の江戸時代庶民生活誌としては、なかなかいい。

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