文学入門 (岩波新書 青版)

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レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004140016

感想・レビュー・書評

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  • 文学というものが何なのか、まさに入門書のような本だった。

  • 1950年初版。なぜ、文学は人生に必要なのか。すぐれた文学とはどういうものを言うのか。ど直球に書かれています。

  • 主に大正から第二次大戦前にかけての文学・大衆文学批評。
    入門というだけあって、この手の本にしては平易なことばで書かれており読みやすい。

    ただ、自分の読み込みが甘いのだと思うが、「文学とは何ぞや?」から始まって、結局「小説」に落ち着いてしまった感。

    こういう観念的なやつは著者と同じ視点にならないとなかなか理解できないと思われるので、とりあえず巻末の50選を読んでから出直してこい、ということかな。

  • 文学

  • 2017.08.29 吉岡さんのFacebook投稿で見つける。ツイートする。
    2017.11.15 品川読書会で吉岡さんから紹介を受ける。

  • 13年4月7日日経朝刊の「リーダーの本棚」のコーナーで、SMBC日興証券副会長の渡辺英二さんの座右の著として紹介されており読んでみた。

    本自体はだいぶ昔の本なのだが、とても面白く読むことができた。

    文学を読むということは、それを通して新しい経験をすることであり、本当の文学はハイキングではなく初登頂のようなもの、というような表現があったが、きっとその通りだと思う。ただ、それが書かれた時代では初登頂であっても、そこから歴史を経るとどうなるのか、文学はそれでも生き残ったものなのだろうが、その辺り疑問が残る。

    日本には文学が育ちづらいというが、では海外文学を鑑賞するのに翻訳でいいのか、といった点にも触れられていて、好感が持てた。

    私自身、文学というものはあまり読んだことがないが、これを読んで、『アンナ・カレーニナ』を読んでみたくなった。巻末の必読書リストも読んでいきたくなる。

    [more]
    (目次)
    第一章 なぜ文学は人生に必要か
    第二章 すぐれた文学とはどういうものか
    第三章 大衆文学について
    第四章 文学は何を、どう読めばいいか
    第五章 『アンナ・カレーニナ』読書会

  • 最終章「アンナ・カレーニナの読書会」以外を読み終えた。古い本だけど、中身は今でも通用するし、踏み込んでしっかり意見も言っている。開かれてはいるけど言うべきは言うと言った感じ。文学にわくわくしたものを感じさせてくれるので不運にもいい本に巡り会えない時なんかに読み返すといいかもしれない。そもそも文学とはという感じがあっていいように思う。

  • 要約

    第1章
    文学は、はたして人生に必要なものであろうか?
    単純に、文学が面白いからこそ必要だと著者は考える。ここで言う面白さとは、amusing ではなく interesting 。両者の違いは能動性にある。つまり、作者の誠実ないとなみによって生まれた文学作品を能動的に堪能することが、文学の醍醐味と言える。

    第2章
    すぐれた文学とはどういうものか。
    我々を感動させるもの。その感動を経験したあとでは自分が何か変革されたと感じられるものである。
    このような文学の条件は、明快さ=再経験しうるもの、誠実さ=作者自身が切実なインタレストをもっていること、新しさ=新しい経験 だと著者は考える。

    第3章
    すぐれた文学に対し、大衆文学(通俗文学)が世に溢れている。すぐれた文学と通俗文学には大きな差異があり、価値について前者は生産的、後者は再生産的、精神について前者は変革的、後者は温存的、全般的性格について前者は現実的、後者は観念的などがあげられる。こうした通俗文学が人気を集めるのには、社会的な土壌が影響している。

    第4章
    文学は何を、どう読めばいいか、という問いに対して答えを出すためには、日本国民の文学教養における共通なものを持つ必要がある。それ自体楽しいのは言わずもがなだが、低俗な文学を遠ざける副作用を持つ。

  • 文学の持つ意味。本物の文学とは。
    近代小説というジャンルのみを取り扱っていますが、現代人が必要とする文学の本質を突いているような気がします。60年以上前に書かれたものとは思えないほど、鋭さを持っています。
    文学入門というタイトルから想起するほど難しく複雑ではないので是非一読してみることをお勧めします。

  • 1990年 読了

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