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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784004140092
みんなの感想まとめ
独特な視点で描かれるスウィフトの生涯と彼の作品は、読者を引き込む魅力にあふれています。著者は、スウィフトの奇抜な人物像や彼の時代背景を、ウィットに富んだ筆致で表現し、特に彼の出生や社会批判に関するエピ...
感想・レビュー・書評
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スウィフトが奇天烈な人物だったにしても、どうしてこんなにおもしろく書けるのか。省けるところは省き、語りたいことだけを熱く語っているからか。
もとは月刊『図書』の連載(1965-69)。それぞれの章がワンテーマでまとまっているので、どの章からでも読み出せる。日本の世相についての風刺もところどころに顔を出す。
とくに3つの章――スウィフトの出生をめぐるミステリー、インチキ占星術師を小冊子やデマで周到にやりこめたパートリッジ事件、スウィフトが書いた匿名公開状がもととなったイギリス政府に対する悪銭拒否運動の顛末――は圧巻。読みながら、こちらも興奮する。
名著なのは間違いない。でも、復刊されることはなかった。禁止用語が頻出するせいかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同時代の風潮に対して筆一本で戦いを挑んだジョナサン・スウィフトの生涯と人物像を、英文学者の中野好夫がウィットに富んだ筆致で描いた本です。
雑誌に間歇的に発表された論考をまとめた本で、評伝としてのまとまりが欠けていることを著者自身断っていますが、スウィフトという人物の複雑さを丸ごと描き出すことはいずれにせよ難しいのではないかという気がします。ただ個人的には、スウィフトとデフォーの関係について関心があったので、その点については少しだけもの足りないという気がしてしまいました。
中野好夫の作品
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