李白 (岩波新書)

  • 岩波書店 (2019年9月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (254ページ) / ISBN・EAN: 9784004140184

作品紹介・あらすじ

中国文学史上最高峰にも比すべき詩人李白。その生涯は、幾多の傑作とさまざまな伝説や事件に彩られている。英国の中国学・日本学の泰斗たるA.ウェイリーによる本書は、詩人の波瀾に富む生涯と、盛唐期中国の社会的背景を描いて余すところがない。著者の用いた漢文資料をすべて精査し、詳細な訳者注解を巻末に付す。

感想・レビュー・書評

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  • 李白
    著:A.ウェイリー
    訳:小川 環樹
    訳:栗山 稔
    岩波新書 E18
    出版社:岩波書店

    英国人の手からなる、李白論

    残念ながら版権の関係により、英訳の漢詩はみれなかったが、李太白全集から、取材をしていて、本格的である

    フランスのサロンと、唐の漢詩の交友は似ていて、大文明圏で芸術が育まれていく様が描かれています

    同じく、外国人の李白と言えば、グスタフ・マーラーの「大地の歌」が思い浮かびます。
    ベートゲのドイツ訳で、李白の「悲歌行」等に曲をつけて歌っている。漢詩とは、韻を踏んだり、音楽に相つながるものがある。

    李白は、金持ち一家の出で、ドラ息子のようです。ふらふらしていて、酔っぱらって暮らし、玄宗皇帝のサロンにも3年出入りしていた。

    官吏の試験、科挙を受けるも受かるのは、十人に一人。偏差値でいうと、64ぐらい。全員、何年も受験しているような猛者が、母集団なので、日本の受験なんかよりもはるかに難しい。李白は受からなかったので、漢詩の大家になれた。

    杜甫の悲愴感がにじみ出ている晩年にくらべ、李白のそれは、それほど深刻ではない。詩仙として、ひょうひょうとしたところがよい。

    いずれにしろ、日本が奈良時代だったころに、中国は高度な文化・文明を築いていたことに驚かさせる

    目次

    凡例
    1 生れた土地と少年時代
    2 放浪の時期
    3 「流浪者の手紙」
    4 長安の三年
    5 北方への旅―道士の免状・四度の結婚
    6 偉大な創造の時期 上
    7 偉大な創造の時期 下
    8 李邕の悲運―李白と錬金術
    9 魏顥・仲麻呂・任華
    10 安禄山の叛乱―盧山への隠遁
    11 永王(璘)の事件―李白の投獄と流罪
    12 赦免以後―李陽氷・作品の結集
    むすび

    ISBN:9784004140184
    出版社:岩波書店
    判型:新書
    定価:940円(本体)
    発売日:1073年01月20日第1刷発行
    発売日:2019年09月20日第10刷発行

    • lacuoさん
      「フランスのサロンと、唐の漢詩の交友は似ていて」
      へー、そうだったのかー
      おもしろいな

      ヨーロッパ人から見た李白、っておもしろいで...
      「フランスのサロンと、唐の漢詩の交友は似ていて」
      へー、そうだったのかー
      おもしろいな

      ヨーロッパ人から見た李白、っておもしろいですね

      日本人にたとえたら
      萩原朔太郎みたいなかんじかなあ
      ちがうか?
      石川啄木みたいな?
      ちがう・・・
      中原中也みたい?どうだろ?
      いや
      中島らも、かな。
      2025/04/08
  • 李白の研究でもしたいなら入門書くらいに読んでみるのは好いと思う。英語の書籍の日本語訳なので、多少はギコチナイところもあろうかとは豫想はしていたものの、楽器名などの翻訳に所々横文字が出てくるのは少し面食らった。書き下し文もところどころハテナがうかぶ。文献を徹底的に調べ尽くしたという著者の努力に星。

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著者プロフィール

京都大学名誉教授

「2017年 『角川新字源 改訂新版 特装版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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