- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004140641
感想・レビュー・書評
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色彩等の技術的な解説もさることながら、名画の背景知識を知ることができたのが一番の収穫でした。絵画に限らず、名作と呼ばれるものを評価するときには時代背景が欠かせないなあと改めて思った一冊。
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なんとなく全体像だけをパッと見て理解した気になってる画でも、その細部まで観ていくと非常に多彩なメッセージが詰まっていることに驚かされる。
そういったメッセージは小道具だとか背景だとかはたまた衣服の色といったものに付随しており、それに気が付かない限り絵画のイメージは完成されない。
メッセージの受信に成功した瞬間、小道具はもはやただの小道具ではなくなる。
新たな絵画の鑑賞法を教えてくれた良書 -
会社の推薦図書をきっかけに読み始め。知っている絵も多くて、その絵1つ1つに書かれた背景や歴史を知ることで、本当に絵を楽しめるということを学んだ。次に旅行で美術館等に行く前に、再読したいですね。
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[ 内容 ]
現在、わが国では西洋美術の展覧会が相次いで催されており、西洋の名画に直接ふれる機会が多くなった。
これらの作品をただ漫然と眺めるだけではなく、一歩進んで西洋絵画の本質について改めてよく理解したいとする要求に応えて執筆された、誰にもわかる西洋美術鑑賞の手引書。
代表的名画十五点を選び、それぞれに懇切な解説を試みる。
[ 目次 ]
ファン・アイク「アルノルフィニ夫妻の肖像」―徹底した写実主義
ボッティチェルリ「春」―神話的幻想の装飾美
レオナルド「聖アンナと聖母子」―天上の微笑
ラファエルロ「小椅子の聖母」―完璧な構成
デューラー「メレンコリア・1」―光と闇の世界
ベラスケス「宮廷の侍女たち」―筆触の魔術
レンブラント「フローラ」―明暗のなかの女神
プーサン「サビニの女たちの掠奪」―ダイナミックな群像
フェルメール「画家のアトリエ」―象徴的室内空間
ワトー「愛の島の巡礼」―描かれた演劇世界
ゴヤ「裸体のマハ」―夢と現実の官能美
ドラクロワ「アルジェの女たち」―輝く色彩
ターナー「国会議事堂の火災」―火と水と空気
クールベ「アトリエ」―社会のなかの芸術家
マネ「オランピア」―近代への序曲
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
大学入試前に国語の問題で出てきたのを覚えてます!フェルメールの話でした!今思えば、私の西洋絵画への興味はここが始まりなのかも…
古い本なので、カラーではないのだけど、PCで見ればいいのだから、ここは問題ではない!笑
もっと早く読むべきでした( ´ ▽ ` )ノ -
ルネッサンスから19世紀まで、ファン・エイクからマネまで。
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おもしろいんだけど、難点が一つ。
本文と紹介されている絵画をリンクさせるために、それぞれのページをペラペラと行ったり来たり。
絵画部分だけ、別冊にしてくれればよかったのに…新書じゃ無理か。 -
絵画ってこういう風に見るんですね。
価値観が変わります。