続 名画を見る眼 (岩波新書 青版 E-65)

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レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004140658

感想・レビュー・書評

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  • 自分の知っている画家が多く書かれていたので、1に比べより読みやすかった。
    モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、ロートレック、ルソー、ムンク、マティス、ピカソ、シャガール、カンディンスキー、モンドリアン

    これを読んでいるときにオルセー美術館展にいったんで、それぞれの作品の見方が少し以前と変わった。
    全体をみて、細かい部分をみて、なぜこういう風に書いたんやろうかと考えるようになった。
    そういうきっかけを与えてくれた本である。

    また各作品の歴史的背景もかかれており、より興味がもてた。

    やっぱりその作品がどういった状況で書かれたものなのか、知っているのと知らないのでは印象が全く違う。

    また、再読したい一冊である。

  • 美術はそれ自体で心惹かれるものであるが、そこにはやはり、ひとの精神が息づいてゐる。
    長い時間の中で、ひとは見えたもの感じたものをどのやうにつくり上げていくか、挑み続けた。写真の代わりとしての意味合いがあつた時代もあれば、力の象徴としてブランド品として愛でられたこともあつた。それでも、ここに取り上げられた画家たちはただ自らの内で叫び続ける何かを描く、それを成し遂げた。それが彼らの人生であつた。取り上げられた作品は、さうした闘ひの中でのひとつの道しるべだ。
    絵を眺める。すると、ああきれいだなとか、これはなんだらうだつたり、かう見えたのだろうかだつたり、どうしてわざわざかう描かないとだつたのだらうかなど様々な印象が過ぎていく。さうした印象が絵のどういつたところから生じるのか、見つめなおす。
    それはたとえば幾何学的な構図や錯視の利用、どのやうな色調かといつた描き方の観点や、そこに何が描かれてゐるのかといつた図像学的な観点、どのような社会状況や人生であつたのかといふ歴史的な観点を重ね合わせる。
    絵をみてきた彼にとつては、絵を分析すること以上に、そこに描いたひとをみてゐるのだと感じられる。さうした表現に行き着き、現せるといふことが、絵画の天才が天才である所以ではないか。ピカソの絵に対して、こんなの小学生でも描けるといふが、それを他でもない描き、意図的にやつてのけるからこそ、ピカソがピカソたるものなのだ。
    名画を見る眼とは、解釈の仕方ではなく、名画に出会ひ、その奥で描いたひとと出会ふことだ。確かに抽象絵画など絵の前に立つて眺めた時、これは一体なんだ、と強烈な不可解さに落とされる。しかし、そのやうに感じられる心は時代を超えていつも連続してゐる。それなら、それからわからないと目を背け、拒絶をする前に、わかるだけの努力をしなければならない。絵の社会的な意味合いが過去のものとは変はつてきてゐる以上、絵画に対する人間的な理解とその努力が絵画を目の前にした自分自身に求められてゐる。

  • 【特徴】
    ・西洋絵画を鑑賞するための古典として根強い人気
    ・筆者の深い洞察に唸ります。
    ・最近出版されたカラー版もおすすめ
    ・印象派〜20世紀前半までを収録

  • 有名どころをかいつまんで解説している入門書。「歴史的背景」は最初に構成されていた方がよかった。

  • 推薦者 准教授 野田 由美意 先生

    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます。
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB20086023&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • やはり前作より落ちるかな、続編の定めか。
    指摘のとおり印象派から100年程度の間の変化はそれまでの比ではない、その理由は画家が頭で考えに考えたゆえということが暗に仄めかされている。
    でもやはり考え過ぎの嫌いがあるように思うのだが、近代の画は。頭でっかちと申しましょうかね。

  • 前作同様こちらも読みやすくて面白かった。ピカソのアヴィニョンの娘たち、モンドリアンのブロードウェイブギウギなど、全然分からないと思っていた作品も分かったような気がした。もっと続きが読みたい。シリーズで10巻ぐらい出てたら良いのに。

  • 学生の時の授業で使用した本。

    再読。

    永久不滅の名盤です。



    ますますニューヨークMoMAへ行きたくなった!

  • 続編ですが、この前のものは読んでいません。

    印象派以降の名画14点をピックアップし、それぞれを解説。
    表現・技法・画家の一生など。
    作品がどれも白黒画像なのが残念。
    やや古い本ですが解説は解りやすかったです。

  • 代表作を軸に、画家の意図や背景を解説している。
    モネからモンドリアンまで、順に手法や主義を時代に沿って紹介。

    好きな画家からあちこち読み出したが、歴史を踏まえた紹介順になっているので、始めから読んだ方が理解が深まったかも。
    印象派からフォービズム、キュビズムを経て抽象絵画に至るまでの画家の表現への苦労や試みが、わかりやすく時に詩的な文章で書かれている。
    点描画はどうしてあの手法をとったのか。
    セザンヌがキュビズムに与えた影響は。
    カンディンスキーが抽象画に至った理由きっかけは。
    今までの漠然とした情報が具体化して理解できた。

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著者プロフィール

一九三二(昭和七)年、東京生まれ。五三年、東京大学教養学科卒,同大学大学院で美術史専攻.五四~五九年,パリ大学附属美術研究所で近代美術史を専攻.国立西洋美術館主任研究官、文部技官、東京大学教授、国立西洋美術館館長を経て、現在大原美術館館長。

「2018年 『ルネッサンスの光と闇 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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