- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004140757
感想・レビュー・書評
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今でも通じる住居の物理的な効率化を論じた文化論。生まれて初めて読んだ12の時の新書。上田氏は言葉や文学など教養に溢れている名著。こういうのを新書というのだ。
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一連の町家研究の集大成。豊富な写真の英語版は海外ギフトにも良い。
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目次:
屋 根
柱
壁
戸
窓
障 子
床
畳
床の間
土 間
天 井
階 段
二 階
屋 上
物干場
地 下
物 置
軒 下
縁
庭
東 屋
垣
門
錠
あ と が き -
1974年(昭和49年)に発行されたこの本は、その時代の日本人の住環境の話題を中心にしながら、その日本人の住まいの歴史と、これからの日本人と住まいのあり方を模索しています。しかし、時代の古くささは感じず、むしろ現代の日本にも活きる内容になっていると思います。おそらく本書の内容は、バブルの時代には顧みられなかったものだと思うのですが、バブル崩壊を経て、生き方を自問自答する時代に入ったからこそ、再びこの本の価値が出てきたのではないかと感じます。
本書が扱っているものは、屋根、柱、壁、戸、窓といった、住環境にとって基本となるものばかりで、そこから日本人とすまいの関わり方が見えてくる、本書は気軽に読めるエッセイでありながら、とても深い含蓄を持っています。 -
[ 内容 ]
現在日本の住宅は様式的に大混乱の状態にある。
十数階の高層住宅とマッチ箱のような小住宅が隣り合せ、屋内は洋間あり日本間あり、規格もさまざまである。
このことは日本人の住意識の低さと無関係ではあるまい。
屋根、壁、床、窓など生活空間の基本的要素を取り上げ、日本人のすまい観を問い直そうとするユニークなエッセイ。
[ 目次 ]
[ POP ]
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☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
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☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
20110407 内容は古く無い。家を建てたくなった。