日本人とすまい (岩波新書 青版) (岩波新書 青版 884)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004140757

感想・レビュー・書評

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  • 今でも通じる住居の物理的な効率化を論じた文化論。生まれて初めて読んだ12の時の新書。上田氏は言葉や文学など教養に溢れている名著。こういうのを新書というのだ。

  • 一連の町家研究の集大成。豊富な写真の英語版は海外ギフトにも良い。

  • 目次:
    屋 根




    障 子


    床の間
    土 間
    天 井
    階 段
    二 階
    屋 上
    物干場
    地 下
    物 置
    軒 下


    東 屋



    あ と が き

  • 1974年(昭和49年)に発行されたこの本は、その時代の日本人の住環境の話題を中心にしながら、その日本人の住まいの歴史と、これからの日本人と住まいのあり方を模索しています。しかし、時代の古くささは感じず、むしろ現代の日本にも活きる内容になっていると思います。おそらく本書の内容は、バブルの時代には顧みられなかったものだと思うのですが、バブル崩壊を経て、生き方を自問自答する時代に入ったからこそ、再びこの本の価値が出てきたのではないかと感じます。
    本書が扱っているものは、屋根、柱、壁、戸、窓といった、住環境にとって基本となるものばかりで、そこから日本人とすまいの関わり方が見えてくる、本書は気軽に読めるエッセイでありながら、とても深い含蓄を持っています。

  • [ 内容 ]
    現在日本の住宅は様式的に大混乱の状態にある。
    十数階の高層住宅とマッチ箱のような小住宅が隣り合せ、屋内は洋間あり日本間あり、規格もさまざまである。
    このことは日本人の住意識の低さと無関係ではあるまい。
    屋根、壁、床、窓など生活空間の基本的要素を取り上げ、日本人のすまい観を問い直そうとするユニークなエッセイ。

    [ 目次 ]


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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 20110407 内容は古く無い。家を建てたくなった。

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著者プロフィール

上田 篤(うえだ・あつし)
建築学者、縄文社会研究会会長、『日本人とすまい』(岩波書店)、『縄文人に学ぶ』(新潮社)、「七〇年大阪万博お祭り広場」(日本建築学会特別賞)など。

「2020年 『建築から見た日本 その歴史と未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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