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- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004150114
作品紹介・あらすじ
ここに収められたものは、野良から、炭焼小屋から、戦場に駆りたてられ、尊い生命を失った農民兵士たちの便りの数々である。「国のため、君のため」というきびしい軍律のかげに、ふるさとをしのび、農作業を心配し、親はらからの身を気づかう真情が綴られたこれらの手紙は、あらためて戦争の悲惨さと恐しさを私たちに訴える。
感想・レビュー・書評
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高学歴の”学徒兵”の手記と違い、素朴で素直に戦争に身を投じているような気もするけど、やっぱり検閲がある以上それが100%本心とは思えないような(後書きを読んで)。中盤の日記の抜粋が、当時の状況をより鮮明に伝えていて、思わず夢中で読んでいました。硫黄島にいることをどうにかして伝えようと、宛名に隠した手紙の手法もすごく切ない…。農民ということもあり、自然をより身近に感じたり家族により心を寄せている点など、”学徒兵”の手記とはまた違った感じで、こういう本ももっと読んでみたいです。
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個人の思いが普遍さを持ち、私に社会の責任に期すべきものを穿って見せた。
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