追われゆく坑夫たち (岩波新書)

著者 :
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004150244

作品紹介・あらすじ

付: 日本の中小炭鉱とその労働者たち (正田誠一)

感想・レビュー・書評

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  • (1999.07.27読了)(1991.09.20購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    戦後日本には「貧困」があった。地の底の炭坑では人間が石炭を掘っていた―石炭から石油へのエネルギー転換の時代を背景に、日本資本主義を最底辺で支えた筑豊の中小炭坑の悲惨な実態を暴いた。1960年8月初版の本書は、怠惰と飽食の時代を痛撃しつづける戦後ルポルタージュの古典である。

  • これこそルポルタージュ。「事実」が「言葉」によって、書かれ、残されている。しかし…収録されている写真も…書かれていることはもとより…むごい。

  • とにかく悲惨。ショッキング。
    中小鉱山の坑夫たちは、1度入ったら抜け出せない絶対的貧困のループに入りこみ、財産も人間性も失い、ただ動く物体として、危険な現場で限界まで肉体を搾取され続ける。

    絵に描いたような、いや絵よりも衝撃的な「資本家に搾取される労働者」。
    ここには確かに組合が必要だったし、国家の統制による共産主義に希望を見出そうとした人がたくさんいたのもうなずける。
    比べたら「派遣切り」なんてかわいいものだ。

    1950年代にこんな闇の世界があったとは。
    あの子供たちはいまどうなっているんだろう。

  • 昭和30年代の炭鉱夫の実態を追ったルポである。

    現在と比べ全く坑夫の待遇が違って驚く。

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著者プロフィール

1923年、山口県に生まれる。京都大学支那文学科を中退して炭鉱に入り、1957年まで海老津炭鉱、高松炭鉱、崎戸炭鉱などに鉱夫として働く。そのころより炭鉱労働者の文学運動を組織するとともに、炭鉱についてのルポルタージュを書く。1964年に「筑豊文庫」を創設。1987年没

「2014年 『眉屋私記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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