インドで暮らす (岩波新書 青版507)

  • 岩波書店 (1963年12月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784004150329

みんなの感想まとめ

人間の生き方や価値観を深く掘り下げた作品で、著者が半世紀以上前にインドでの生活を通じて感じた多様な側面が描かれています。インドの貧困や文化に直面し、自らの恵まれた状況に対する葛藤を強く抱く著者の姿が印...

感想・レビュー・書評

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  • 著者は半世紀以上も前に日本語教育のためにインドに3年間暮らし,そこで感じたインドについて語っている.現在とは違うインドの破壊力を感じる.特に貧富についてや,彼らの行動原理については日本人には理解できないものである.

    著者は敢えて高い給料を拒み,インドの貧困に触れようとする.ただ,それでもまだインドの民衆よりは高い給料である.そして,この「恵まれた」状況に強烈なまでに自分を責めることを繰り返す.また,インドの民衆の貧しさはひどく,そこから目を背ける自分をさらに責めるのである.

    著者の救いは,当時,インドの共産主義運動に参加した若者たちであった.共産主義がその後,成功しないことを著者は知る由もなかったが,絶望的な貧しさの中に身動きもとれず息を潜めるだけの民衆とは違い,かろうじて,ここに生命を感じたのだろう.

    ともかく,インド人の環境はともかく,なぜ自らをここまで追い詰めるか,当時のインド文化だけでなく著者自体の人間にも目を向けたくなる書となっている.

  • [ 内容 ]
    四億もの人びとが生活しているインド。
    極度に貧しい人民の大群をかかえ、きびしい国際関係のなかにおかれているインドは、国内的にも国際的にも多事多難である。
    日本語教師として三年間ニューデリーに滞在した筆者が、この国のさまざまな階層の社会意識をさぐりながら、明日のインドの進路をたずね、アジアの将来を考える。

    [ 目次 ]


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