数学入門 上 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 1090
感想 : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004160045

作品紹介・あらすじ

数学は試験のためにだけ必要なもの、卒業と同時にさっぱり忘れてしまうものではなかったか。しかし今日数学はあらゆる分野に活用されている。現代社会に活動するすべての日本人に必要な数学の知識を、日常生活の論理に定着させて分りやすく説き、会社経営や商品販売は勿論、家庭生活にも豊富な知恵とアイディアを提供する。

感想・レビュー・書評

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  • 難しかったけど面白かった。上巻は、数字と図形について、その成り立ちや、よく知られている公式の証明がメイン。
    数字について、まずは自然数から始まり、数学者たちがいろいろな問題にぶつかりながら、分数、負数、無理数と発見していき、終いには虚数を発見するに至った経緯が丁寧に記載されていてとても勉強になった。
    特に複素数について、平面上(線状ではなく)に表現できるなんて知らなかったです。
    学校でも、公式が生まれた経緯とか教えれば、数学が苦手な子が減るのでは、と思いました。

  • 高校の時に読んでいればまた数学への見方も変わっただろうなあと思う本。高校で急に苦手になり数学が億劫になっていたので…

  • 基本≠簡単でないことを痛感した
    数学の歴史についても詳しく、数学そのものを楽しもうというのに最適

  • 2011年3月

  • <シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>
    https://www.iwate-pu.ac.jp/information/mediacenter/Curriculum.html

  • 購入: 多分 高校時代
    廃棄: 2022年4月22日

  • 矢野健太郎氏とは違った語り口だが、ヒトが数という概念を持ってからの、数学の発展から書き起こされている本書。結文学的な言い回しが多い気がした。著者は東北帝国大学理学部卒で代数学が専門。上巻は自然数から有理数、無理数の概念と続き、最後は虚数を含む複素数へと展開する。少なくとも高校数学程度の基礎は必要で、それでも時々計算式を目で読んだだけでは理解できないような箇所もあった。数学者には自明の理でも、x=3√-2+2i + 3√-2-2i =(1+i)+(1-i)は飛躍が凄すぎる(;'∀') ※3√は3乗根

  • もっと早く出会いたかった名著です。高校生の頃いきなり難しい応用問題の授業をされて数学が解らなくなった経験があります。この本の存在を知っていればと唯一後悔してます。

  • 古代の数学から近代科学に重要な役割を果たした微分積分学までの歴史を概観しながら、教養としての数学について説明がなされている。微分方程式まで解説してあるのは、かなり意欲的な試みと思うが、個人的に評価している点である。一般向けの入門書と言えば、数式がほとんど書かれていないものが多いが、本書は必要に応じて、数式を用いて説明してある。読めるところを拾い読みするだけでも面白いだろう。

    (数学科 ペンネーム「鮒一鉢二鉢」先生おすすめ)

  • 読書猿氏の紹介から。

    行列と幾何学の辺りから理解するのが難しくなってきたので、複雑な数式や証明の部分はほぼ雰囲気で読んでたけど、数式や証明の内容を完全に理解していなくても話の主旨はだいたい伝わるように書いてあるので、最後まで楽しく読めた。所々のユーモアを交えた語りでクスッと笑えたりして、タイトルと装丁からは想像できないくらい愉快な本だった。

    自分は文系の進路を選択した人間で、数学の知識は学校で習うようなことしか知らなかったので、数学という学問はその意義や成り立ちを知るとこんなに面白いものだったのか! と終始目からウロコ。

    数学の面白さを語るために歴史や文学などの蘊蓄を鮮やかに引き出してくるのが面白カッコ良すぎ。これが教養パワーか……。

    この本を読んだら数学史に興味が出てきた。数学者ってなんか変な人が多くない? というところにも興味をひかれる。

    60年以上のロングセラーなのも頷ける名著。今はKindle版も出ているみたいだけど、この本Kindleだと絶対読みにくいよな……。

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著者プロフィール

遠山啓

一九〇九年、熊本県生まれ。東北大学数学科卒。東京工業大学名誉教授。五一年に数学教育協議会を結成。「量の体系」「水道方式」などの画期的な理論を提唱し、数学教育の改革運動をおこす。五九年、『数学入門』で毎日出版文化賞を受賞。六二年より『数学セミナー』編集代表。六〇年代後半から障害児教育の研究に取り組み、障害児に教科教育の道を拓く。七三年、教育の全般的な改革をめざして月刊誌『ひと』を創刊、編集代表となり、教育市民運動の中心として分野や世代を超えて多くの人びとに影響を与えた。七九年九月、没。著書に『無限と連続』『競争原理を超えて』など多数がある。

「2021年 『文化としての数学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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