数学入門〈下〉 (岩波新書 青版 396)

著者 :
  • 岩波書店
3.85
  • (31)
  • (30)
  • (39)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 723
感想 : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004160052

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 数学を概観でき、とても楽しく読むことができた。「大変人間臭い数学入門になったかもしれない」という著者のことばに納得ができた。様々な分野より多くの例が引用されており、とてもわかりやすい。しかも歴史的背景の記述もおろそかにしていない。著者は数学以外にも非常に造詣が深く、感嘆するばかりであった。本書のストーリは非常にスマートであり,読み進んでいくうちに「数学」をいつのまにかイメージできてしまう感じがした。本書は1959年に発行されており、今なお版を重ねているという事実をみても、そのすばらしさを垣間見ることができる。まさに良書である。下巻で参考になった知見は以下のとおり。?合同式は「数の魔術」を「数の科学」へ発展させる大きな萌芽、?関数は「変化と運動の普遍的な言語」、?コーシーの収束条件、?ケプラー:「対数のおかげで天文学者の寿命は2倍になった」、?オイラーの公式:虚数を仲立ちとした指数関数と三角関数が結び付き、?テーラー展開:三角関数を四則演算に分解、?ニュートンとライプニッツ:微分と不定積分が逆の演算であることの発見、?科学:積み重ねのきくところに発展の所以あり

  • <シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>
    https://www.iwate-pu.ac.jp/information/mediacenter/Curriculum.html

  • 購入: 多分 高校時代
    廃棄: 2022年4月22日

  • 下巻は合同式やパスカルの数三角形など、なかなか頭の中で理解できなかった(汗)。微分積分は高校でその初歩を学ぶ。しかし、自然対数の底eの性質が理解できなければ、本書の数式は理解できない。上巻と同様に数学初心者には結果の数式への飛躍が分からない。ただ、この微積分が自然科学、特に天文学の進歩に繋がったのだ。これからも数学に関する本は読み続けたい。

  • 新 書 410.7||T||下

  • 1

  • 2018/05/19 初観測

  • サイエンス

  • 8 数の魔術と科学
    9 変化の言語ー関数
    10 無限の算術ー極限
    11 伸縮と回転
    12 分析の方法ー微分
    13 総合の方法ー積分
    14 微視の世界ー微分方程式

  • "入門"と言うにはやや難解じゃないかと思っていたが、触りの部分を優しく解説するのだけが"入門"ではないということを思い知らされた。本書の長所は興味深い導入と結果の論。途中式ももちろん記載してあるが、十全に理解するには解説が足りない。だからこそ気になり、だからこそもっと学びたいと思わされるところが本書の肝。自分が数学のどこがわからないのかを知るための一冊。

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

遠山啓

一九〇九年、熊本県生まれ。東北大学数学科卒。東京工業大学名誉教授。五一年に数学教育協議会を結成。「量の体系」「水道方式」などの画期的な理論を提唱し、数学教育の改革運動をおこす。五九年、『数学入門』で毎日出版文化賞を受賞。六二年より『数学セミナー』編集代表。六〇年代後半から障害児教育の研究に取り組み、障害児に教科教育の道を拓く。七三年、教育の全般的な改革をめざして月刊誌『ひと』を創刊、編集代表となり、教育市民運動の中心として分野や世代を超えて多くの人びとに影響を与えた。七九年九月、没。著書に『無限と連続』『競争原理を超えて』など多数がある。

「2021年 『文化としての数学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠山啓の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
バートランド ラ...
J・モーティマー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×