現代数学対話 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004160069

感想・レビュー・書評

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  • 現代数学の基本的な考え方を、いろいろな分野を例に取りながら説明してくれている。集合や写像といった概念が現代数学のすべての分野でどのように使われているか、といったことから、分析と総合、どんな対象でも抽象化し一般化していく、といったわざわざ語られることのないような本当の基本的な現代数学の態度を具体的に示してくれる。意外とこういうことを述べてくれている本はない。文系の人はこのように大きな視点から入るとわかりやすいこともあるのではないだろうか。

  • (1980.08.19読了)(1969.09.19購入)
    *本の帯より*
    今日では、いかなる仕事にたずさわるにせよ、数学についての知識がなければ動きが取れない。著者は、実業家と哲学者が数学者に聴くという対話形式で、現代数学の基礎的な知識を「分析と総合」「構造の科学」「記号と図式」「拡張への衝動」「機能と写像」の各章に編んで、平易に解説する。これによって、日頃数学が苦手だと思い込んでいる多くの読者も、現代数学の発展とその応用について最新の知識を身につけることができるであろう。

    【目次】
    はしがき
    プロローグ
    第1日 「分析と総合」
    第2日 「構造の科学」
    第3日 「記号と図式」
    第4日 「拡張への衝動」
    第5日 「機能と写像」
    エピローグ

    ☆遠山啓の本(既読)
    「無限と連続」遠山啓著、岩波新書、1952.05.10

  • 遠山博士の数学入門書。数学のあらゆる分野に必要な重要概念について、具体例を多く用いながら説明がなされていた。興味深かったのは、「実業家・哲学者・数学者の対話形式」で論じられていたこと。数学に対する理解度・価値観の異なる者同士の対話となっていたため、自分のような数学専門家でない人にとっても、非常にわかりやすい内容となっていた。高校レベルの数学を違った視点でさらっと概観したいときに有用な一冊になると思う。

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著者プロフィール

遠山 啓(トオヤマ ヒラク)
1909年、熊本県に生まれる。
1938年〜1943年、海軍霞ヶ浦航空隊の海軍教授。
1944年〜1969年、東京工業大学で数学を教える。
1949年、「代数関数の非アーベル的理論」で理学博士。
1951年、数学教育協議会を結成し、数学教育の改革運動をおこす。
“量の体系”“水道方式”など画期的な理論を生みだす。
その理論と実践は数学教育の分野を超えてはかりしれない影響をあたえた
1959年、『数学入門』(岩波新書)で毎日出版文化賞を受ける。
1962年、『数学セミナー』(日本評論社)を創刊する。
1968年ごろから障害児教育の研究に取り組み、“原教科”構想を打ちだし、障害児に教科教育の道を拓く。
1970年、東京工業大学 定年退職。同大名誉教授となる。
1973年、教育の全般的な改革をめざして月刊誌『ひと』(太郎次郎社)を創刊し、その編集代表となり、教育市民運動の中心となる。
1978年、明星学園理事。1979年9月11日、没。
◎おもな著作
『遠山啓著作集』(全27巻+別巻2)、『競争原理を超えて』
『かけがえのない、この自分』『水源をめざして』(以上、太郎次郎社)
『無限と連続』『数学入門』『現代数学対話』『数学の学び方・教え方』(以上、岩波新書)
『さんすうだいすき』(全10巻+別巻3)
『算数の探検』(全10巻)『数学の広場』(全8巻+別巻1)(以上、ほるぷ出版)
ほか多数。

「2017年 『古典との再会 文学・学問・科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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