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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004200086
みんなの感想まとめ
宗教の教義や歴史、さらには政治との関係を簡潔にまとめた本で、ヒンドゥー教とイスラム教の共通点や相互作用を探る内容が魅力です。特に、ヒンドゥー教のバクティー派とイスラム教のスーフィズムの類似性に触れ、民...
感想・レビュー・書評
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約50年前に出版された本。新書で読みやすかったのですぐ読めた。ヒンドゥー教とイスラム教という南アジアでメジャーな宗教について教義、歴史、分布、政治との関係などとも簡潔にまとめられた本である。ヒンドゥーのバクティー派とイスラムのスーフィズムは似ていると前から思っていたのだが、民衆の救済、聖者の修行、生活への言及など共通点が多いことも知った。
また、インド通史として大ざっぱにではあるが、書かれていたので参考になった。
ヒンドゥー教がアーリア人と共にインド亜大陸に来た時はバラモンとクシャトリヤが知識階級と戦士として大いに意味を持っていたのに対し、イスラムの侵攻を受けるとそれを受け止める戦力がなく、侵攻を許してしまう。しかしイスラムに支配されても社会の維持のためにはヒンドゥー教は生き続け、その構造はイギリスが来ても変わらなかった。
また、イスラムの方も偶像崇拝をするヒンドゥー教徒を殺したりはせずに共存の道を歩むこととなった。先鋭的な教義でも実行力が伴わないものは、柔軟に教義は解釈されるということだろう。イランのイスラム革命、イスラム国の台頭、破壊されたガザなどこの本の執筆後、イスラム教をめぐる状況は大きく変わった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
配置場所:摂枚新書
請求記号:161||A
資料ID:59203621 -
日本に馴染みのない二つの宗教。ヒンドゥーとモスレムの相違点と共通点を社会学的に記述した極めて良心的な本です。典型的な多神教と一神教の両極にあるとも言えるこの二つ。マスコミで言われるように宗教戦争とセンセーショナルに煽るその真相は実は英国による分裂させての統治から起こったものだという説明を新鮮に感じ、マスコミに毒されている自分自身に反省しました。
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目次
まえがき
Ⅰ ベナーレスとデリーで
Ⅱ 二つの宗教と日本人―宗教観とアジア認識
Ⅲ 対立する宗教―神・教義・政治
Ⅳ 異なる社会関係―個・集団・政治
Ⅴ 宗教と民族・国家―ヒンドゥー教の展開
Ⅵ 二つの宗教の出会い―イスラム教の浸透
Ⅶ 共通する基盤―共存と融合
Ⅷ 反発する要因―対立と抵抗
Ⅸ 宗教の違いを超えるもの―民族主義と近代の環境
Ⅹ 現代と宗教
南アジア史略年表
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