本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (238ページ) / ISBN・EAN: 9784004201991
感想・レビュー・書評
-
学校に以前、フィリピンの調査をしていた方が講演に来てくださって、それで気になったので買ってみました。両親によると、一時期流行ってた本らしい?分からないけど( ¯ᵕ¯ )
フィリピンのバナナ農園の労働環境ってすっごく劣悪なんだよーって話は伺ったんだけど、本当にひどいなと思いました。1日20円ぐらいしか貰えないのに文句言ったら片腕切り落とされたり怖すぎて泣く߹ ߹ なんで解決しないのかなって思ったら政府が動かなかったからでさいあくすぎる( ߹꒳߹ )
これを見ると日本って平和だなーとしみじみ感じます、ひどい環境に置かれている方にも平和が訪れるといいなののもがんばる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「バナナのようなありふれた食物についての探究さえも、それを深めてゆけば、日本のフィリピン両国の市民が平等に手をつなぐきっかけが、そこから生まれてくると私は考えている。」
1982年に刊行された名著を大学生以来再読した。
前半は、植民地支配からはじまり、戦争の混乱を経て、外資系大企業がフィリピンの土地を支配し蹂躙するまでの歴史が詳細に語られる。
続く中盤の章では、バナナ産業がどのように維持されているのか、それは主に企業対農家の凄惨な搾取構造が暴露される。地主は大企業に借金をし続ける形で関係が維持されている。農家はわずかに給与で食べていくのが精一杯という生活。農薬が空から散布されるので畑で野菜も育てられず家畜も飼えない。極悪非道である。
そして最後に、その先で安くて美味いバナナを年じゅう食べている我々日本の消費者に話は向かう。「生産者に思いをはせよ」。「バナナについては、それを受け入れ食べている私たち日本人も、そのかぎりにおきては当事者である。」
6章の中に、筆者が村の祭りの晩に栽培農家に泊まらせてもらったと言うエピソードが印象に残った。
家の庭先に皆で集い、大瓶のコカコーラとラム酒で宴を開いたという。「バナナ村の祭りは、深まりゆく貧しさの上に成り立った華やかさだった」と筆者はさらりと語って終わるが、私にはその宴の賑やかさが非常に眩しく感じられた。豊かさとは、何なのだろうかと。
刊行から半世紀近く経って、残念ながら日本人とバナナの関係はそこまで大きく変わっていないように思われる。
SDGsに代わる「ウェルビーイング」が取り沙汰される昨今だけど、フィリピン人も日本人も、全人類が生きたいように生きれる世の中をつくる一助になりたい。 -
この時代のフィリピン農家に生まれたら何をどうすれば良いのかわからない。
貧しい中でも、夜中に踊り著者をもてなす農民たちや、ペディキュアを塗る女性らの生きた描写の方が心に残った。 -
昔むかし、高校の地理の授業で取り上げられていて。バナナには安くて子供に大人気でお世話になっているのだけどあれだけ安く大量に売ってるからにはどこかに儲かる秘密があるのだと思ってた。
結論としては、土地の所有者と労働者が搾取されている印象。出来高制とは言っても肥料や苗は企業から買わなければならず、その土地はバナナしか作ってないので自分たちの食糧はお金で確保する必要があって。規格化された農業作物を日本人の好みに合わせて作らされている。
バナナのお金の流れを説明する都合上、商社だのアメリカ企業の結びつきだの地代や法律のからくりだの説明が長々としていてちょっと退屈な部分は読み流してしまった。 -
★2023年度貸出ランキング第16位★
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/188015 -
古い本なのでデータも現状とは違っていると思いますが本が書かれた当時のフィリピンでのバナナ栽培の劣悪さに眩暈が起きそうでした。
バナナの産地では借金漬けにされた現地の人々と肥え太る米国資本があったのだと思うとスーパーでバナナを見ると複雑な気持ちになりそうです…。 -
「オンラインブックトーク紹介図書2021」
▼配架・貸出状況
https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00540796 -
外国の大資本に地域経済の動きを支配されていると、交易量が増えれば増えるほど、末端で働く人々がどんどん貧しくなる。
植民地って、なんというか酷いとこだな。植民地だった過去はその地域の人達のせいではないけど。 -
1982年の本だが、今は中国がカンボジアで中国人向けのバナナ農園をつくって、中国向けのバナナをカンボジア人をつかってつくっている。歴史は繰り返している。
-
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/702490 -
-
サプライチェーンが問題視される現在、考えさせられる一冊である。
どこで誰がどのように作ったかを消費者は考えないといけない。SDGsの12番responsible consumption and production 。 -
筆者は国連によるバナナ経済の調査研究に参加したとの由。フィリピン(ミンダナオ島)の話が主で、『怒りの葡萄』のような感じ。
-
だいぶ昔に書かれたものだけど、内容は歴史というか事実を追ったものなので、今読んでもそんなに変なことは書いてなかった。
当時学生だった私に教授たちがこぞって勧めてくれた本(周囲にも読んでいる人が多かった)。
当時でも出版時期からかなり年月が経っていたが、なるほどこれは確かに時期時代関係ないし、学生時代に読んでおけば学びに対するモチベーション爆上がりですな。ちょっと後悔。
陳腐な感想しか出てきませんが、ズル賢い輩はムナクソだし、庶民は賢くならなければならないなあ、と。
ゼロサムじゃなくてwin-winの世界ってくるのでしょうか。 -
著者が他に書いたものから、何となくフィールドワークに基づく社会学的なレポートかと思っていたのだが、戦前の日本の入植も含めた企業の歴史も含めて、土地制度から解き明かすかなり重厚な書物だった。
東南アジアの理解を深めるための一つの参照ケースとして。 -
私たちが食べるバナナがどこで作られているか考えたことはありますか?遠い地域の身近な話。
-
米政府が大企業と一体となって発展途上国に大規模投資し、現地民を搾取し借金漬けにしつつ大きな利益を上げてきたことは、「エコノミックヒットマン」で読んだが、この「バナナと日本人」を読んで、別の視点からそのからくりがよく理解できた。米企業には、自然とともに生きるとか、現地人を豊かにするといった考え方は全くなく、自分たちがいっそう豊かになることだけを追求してきた。こういった人種が、世界の秩序を乱してきたと言え、今のような金融不安で彼らが危機的状況となっても、同情する人は少ないであろう。
-
知らなかった、そんな陳腐な感想が最初に思い浮かんだ。フィリピンに住んでいたのに、ASEANで働くを推進しているのに、ミンダナオで麻やバナナを巡って多くの不幸が生まれていたなんて
-
20年以上前の卒論のネタ
鶴見良行の作品
本棚登録 :
感想 :
