科学文明に未来はあるか (岩波新書)

  • 岩波書店 (1983年3月22日発売)
2.92
  • (0)
  • (1)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004202233

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

科学と人間社会の関係を深く考察する対談集であり、核兵器やゴミ問題、人口問題などがテーマに取り上げられています。著者の野坂昭如は、生活者の視点から科学技術の影響を問いかけ、専門家たちと率直な対話を展開し...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • 野坂昭如 と科学者による 昭和58年の対談集 「科学文明に未来はあるか」

    核兵器、安楽死、ゴミ問題、人口問題、遺伝子操作など 科学と人間社会の関係をテーマとした対談。

    科学文明の未来より、人間の未来が不安になる内容

    各テーマに共通する問題意識
    *科学技術により 人間を喪失している
    *人間が生物である原点を見失っている
    *科学技術の進歩を人間の進歩と勘違いしている

    科学と人間社会の関係
    *科学は 人間に害があるか否かを考えない
    *科学は 人間には コントロールできない
    *科学は 人間のためでなく 自然界の追求のために行われる



    消える自然に はびこる人間
    *自然生態系には廃棄物がない〜人間社会では再利用できない多量の廃棄物がある〜廃棄物の再利用による循環系が必要
    *自然生態系のエネルギーは太陽に依存〜人間社会も太陽エネルギーの供給システムが必要
    *生物の最大の危機は 増えすぎること〜静止人口に持っていくことが必要

  • 作家の野坂昭如が、6人の科学者を相手に、科学文明の問題と未来について語り合った本です。野坂は、科学技術の詳細については知らず、日々の生活の中で科学技術のもたらした恩恵を享受している「生活者」の立場から、率直な疑問を専門の科学者たちにぶつけています。

    1983年に刊行された本なので、当然のことながら個別的な事情は現在では大きく変わっていることと思いますが、「生活者」として科学技術に対してどのように向き合っていくのかという、本書の全体が示している問いかけは、今日ますます重要になっているように思います。

  • 大学時代、環境生物学のテキスト。

  • 少し本が古いこともあるせいか、
    対談の中の著者の意見に疑問を感じてしまうことも多々あった。
    けれど、最後の著者の経歴を語っている章を見て、
    戦争を体験した人ならではの危機感があるのかもしれないと感じた。
    でもその危機感を私は共有することが出来ないから、
    筆者の見解に納得がいかないのかも。
    (既に出版されてから時間が経ちすぎてるのも大きい)

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

野坂昭如

一九三〇年(昭和五)神奈川県生まれ。親戚の養子となり神戸に育つ。四五年の空襲で養父を失い、のち、実家に引き取られる。旧制新潟高校から早稲田大学第一文学部仏文科に進むが、五七年中退。CMソング作詞家、放送作家などさまざまな職を経て、六三年「エロ事師たち」で作家デビュー。六八年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で直木賞を、九七年『同心円』で吉川英治文学賞を、二〇〇二年『文壇』およびそれに至る文業で泉鏡花文学賞を受賞。そのほか『骨餓身峠死人葛』『戦争童話集』『一九四五・夏・神戸』など多くの著書がある。二〇一〇年(平成二十七)死去。

「2020年 『「終戦日記」を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野坂昭如の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×