新生児 (岩波新書 黄版 339)

著者 : 山内逸郎
  • 岩波書店 (1986年5月20日発売)
3.86
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004203391

作品紹介

誕生の瞬間、新生児の体内では呼吸・循環等胎内生活からの切替え作業が一挙に始まる。まさに革命的変化であり、生涯最大の危機の瞬間でもある。未熟児保育のパイオニアといわれ母乳哺育の推進者でもある著者が、最新の研究成果をふまえて新生児のすぐれた適応能力と未熟児保育の現状について語り、併せて現代の子育てと医療に提言する。

新生児 (岩波新書 黄版 339)の感想・レビュー・書評

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  • 1998・8・19 15刷 215p 4004203392

  • (2009.07.14読了)
    だいぶ昔、結婚して子供ができたらしいということがわかった段階で、活字人間としては関連本を読み始めました。子どもの成長に合わせて、関連本を探し、本に書いてあったことを確認するために、子供を観察、ときには実験を試みながら過ごしてきました。
    子どもが中学生になったころから、子供に関する本から離れました。
    子どもが結婚し、孫ができたらしいと聞いたので、再び、子供に関する本を読んでみることにしました。第一弾が、この本です。

    著者は、未熟児医療と母乳の大切さを説いている小児科医です。
    赤ん坊の誕生前後の話、生まれる前と後で呼吸、血液循環がどう変わるのか、体の中の状態がどう変わっていくのか、臍の緒からの血液がどうして止まるのか、産道を通ることにどのような意味があるのか、体を覆っている胎脂の役割、胎便について、はじめて聞くような話がいっぱいでした。
    母乳がいかに大切なのか、母乳が始まりからいっぱい出るまでの間に成分が変わってゆく話、出が悪いからといって、早々に粉ミルクに切り替えちゃいけないこと、・・・。
    未熟児が後遺症もなく順調に育つようにいろんな工夫がなされてきており、かなり助かるようになってきているようです。
    国家間での統計的比較は、基準が統一できないので、なかなか難しいようです。
    出産に夫が立ち会うということが行われたりしているようですが、さらに、先に生まれている子にも立ち会わせるということが行われているという話にはびっくりです。
    突然、妹や弟が現れて、受け入れがたいという心理を出産に立ち会わせることで、受け入れやすくできるのではないかということなのですが、・・・。

    ☆関連図書(既読)
    「結婚の遺伝学」田中克己著、講談社現代新書、1968.07.16
    「小児外科」駿河敬次郎著、中公新書、1967.03.25
    「新生児」三宅廉・黒丸正四郎著、NHKブックス、1971.05.20
    「胎児の環境としての母体」荒井良著、岩波新書、1976.09.20
    「0歳児」依田明著、朱鷺書房、1978.03.25
    「乳幼児の世界」野村庄吾著、岩波新書、1980.12.22
    「胎児は見ている」トマス・バーニー著・小林登訳、祥伝社、1982.08.25
    「親はあっても子は育つ」野坂昭如著、講談社文庫、1981.04.15
    「自然育児法」吉村秀彦著、中公文庫、1981.07.10
    (2009年7月15日・記)

  • 助産師になって初めて勤めた病院のお産件数は月に120件越え。ベビー室の中には20〜30人のベビーがいることが多く、そのなかには「保育器に収容」「モニター管理」「酸素を流し」「点滴をし」、、、という赤ちゃんもいたり、状態はさまざま。

    「赤ちゃんの正常・異常の判断がつきにくい。このまま赤ちゃんケアに不安をもったまま、こんなにたくさんの赤ちゃんのお世話なんてできない‥‥!!」

    なんて思ってるときに、当時お世話になった小児科の先生が、「異常を知るには、まずこれで正常を知るのだ」と薦めてくれた本。

    内容は、医療関係者にも、一般の方にもどちらにも向いているはず。
    誕生の瞬間から、子宮の外で生きるための劇的な変化が体の中で起こり、自立のためのおどろくべき適応能力をみせてくれる新生児!

    赤ちゃんって弱い生き物???
    ううん、むしろ強いよ!!!
    赤ちゃんのもつ、自らの体をセルフコントロールする驚きの能力を理解したら、産科・小児科医療への興味・関心が、もっともっと大きく広がるはず。

  • 助産師になって初めて勤めた病院のお産件数は月に120件越え。ベビー室の中には20〜30人のベビーがいることが多く、そのなかには「保育器に収容」「モニター管理」「酸素を流し」「点滴をし」、、、という赤ちゃんもいたり、状態はさまざま。

    「赤ちゃんの正常・異常の判断がつきにくい。このまま赤ちゃんケアに不安をもったまま、こんなにたくさんの赤ちゃんのお世話なんてできない‥‥!!」

    なんて思ってるときに、当時お世話になった小児科の先生が、「異常を知るには、まずこれで正常を知るのだ」と薦めてくれた本。

    内容は、医療関係者にも、一般の方にもどちらにも向いているはず。
    誕生の瞬間から、子宮の外で生きるための劇的な変化が体の中で起こり、自立のためのおどろくべき適応能力をみせてくれる新生児!

    赤ちゃんって弱い生き物???
    ううん、むしろ強いよ!!!
    赤ちゃんのもつ、自らの体をセルフコントロールする驚きの能力を理解したら、産科・小児科医療への興味・関心が、もっともっと大きく広がるはず。

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