日本教育小史―近・現代 (岩波新書)

著者 : 山住正己
  • 岩波書店 (1987年1月20日発売)
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004203636

日本教育小史―近・現代 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 興味深く読めた。基本的には当局の施策に批判的な立場で語っている。一方で,時代の趨勢と関係づけながら日本の教育がどのように変遷してきたかを平易な文章で書いている。幕末から現代までの政治や経済の知識およびその時代の傑物のエピソードなどを知っていると理解が早いと思われる。

    教育史は政治臭くて,それを語るときにあらぬ疑いや先入観をもたれるのが嫌で敬遠されがちだ。しかし,その政治臭く最も国のこれからを左右する現場に入ろうとする若者には知っておいて欲しい内容である。その指導要領の意図が生まれた経緯を知ることで明日の実践に突然の変化は生まれないが,自分自身が教育者として何をすべきかを考えるときに大きな力をもたらすのではないだろうか。

  • [ 内容 ]
    現代の教育は日本の未来をきり開くことができるのだろうか。
    本書は、幕末・維新から今日に至るまで日本の教育が当面した課題とその役割を、国民の切実な教育要求と国家の政策、教師の教育実践との関わり合いを軸に説き明かす。
    いじめ・低学力等多くの問題を抱える教育の現状を打開する道は、歴史の筋道を探ることの中にのみ見出されよう。

    [ 目次 ]
    はじめに 過去に目を閉ざしてはならない
    1 開国・維持と教育
    2 近代化の推進と教育勅語体制
    3 軍国主義への加速する歩み
    4 戦後教育改革
    5 教育の保守化と高度経済成長
    おわりに 柔軟な心を

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「軍国化」と教育の関係を明らかにし、何故戦争に突き進んだのかを考察しつつ云々。
    日本が近代化を迎える中で訪れた、「曲がり角」を分析しています。

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