日米経済摩擦―その舞台裏 (岩波新書)

著者 : 船橋洋一
  • 岩波書店 (1987年6月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004203766

作品紹介・あらすじ

日増しに激化の一途をたどる日米摩擦。その陰に、どのような経済的利害と政治的思惑が錯綜しているのか。日米の政治家・官僚・経済人らに対して精力的に取材し、両国の政策決定プロセスを明るみに出すとともに、自動車・コメ・通貨などをめぐる摩擦の構造を解剖する。「国益」のベールを剥ぐ、朝日新聞前ワシントン特派員による生々しい報告。

日米経済摩擦―その舞台裏 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 著者:船橋洋一(1944-)
    初出:『世界』

    【版元】
    通し番号:黄版 376
    刊行日:1987/06/22
    9784004203766
    新書 並製 カバー 品切れ

    日増しに激化の一途をたどる日米摩擦.その陰に,どのような経済的利害と政治的思惑が錯綜しているのか.日米の政治家・官僚・経済人らに対して精力的に取材し,両国の政策決定プロセスを明るみに出すとともに,自動車・コメ・通貨などをめぐる摩擦の構造を解剖する.「国益」のベールを剥ぐ,朝日新聞前ワシントン特派員による生々しい報告.
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b267799.html


    【簡易目次】
    目次 [i-iii]
    略語 [iv]

    はじめに――「国益」を問い直す 001 
      経済相互依存と国家主権/摩擦は常態なり/多元的連合(coalition)への変革

    I 解剖――日本の政策決定
    1 複合貿易摩擦とは何か――「総合経済対策」が決まるまで 010
    2 “火消し役”の思惑と機能――「江崎調査会」に見る日本的対応 036

    II 解剖――アメリカの政策決定
    1 友好と摩擦のあいだ――日米首脳会談「成功」のシナリオ 066
    2 何が議会に起こったか――「対日報復」のダイナミックス 093

    III 三大摩擦の構図
    1 自動車――輸出規制をめぐるドラマ 120
    2 コメ――「聖域」崩壊への胎動 154
    3 通貨―― G2の虚像と実像 194

    あとがき(一九八七年三月 ワシントン ) [231-232]

  • 1987年刊。◆国家間に経済相互依存がある場合、国内情勢・特定の国民の利害に政策担当者が左右され、民主主義的選挙制を採る国家間の合意形成が困難な様子が活写される。◇日中、米中間ですら相互依存する現代において、本書の模様はこのケーススタディーか。◇一方で80年代特有の問題意識は、等しく自民党政権下にある現代日本の政治にも照射できそう。そもそも1ドル140円を問題視するのは隔世の感。プラザ合意がバブルを生み、失われた20年を招来したが、本書で触れられる当時の官僚、自民党幹部の言動には納得しかねるものがある。
    けだし、対米迎合というだけでなく、目先の選挙対策・官僚のセクショナリズム等で歪められた政策は取返しのつかない事態を招いたとの疑問を生むものだ。◆さらに、リーダーシップの不在は理念の不在との言は納得しうるが、当時の日米経済摩擦の対応を見つつ「官僚政治の終わりの始まり」とした著者の見立てはやや甘かったようにも思える。◆なお、本書は、米国議会の国際問題への影響力に関しても大切な視座を与えるものだろう。◆著者は朝日新聞前ワシントン特派員。

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