仏像の誕生 (岩波新書 388)

  • 岩波書店 (1987年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (220ページ) / ISBN・EAN: 9784004203889

みんなの感想まとめ

仏像の誕生について探求する本作は、仏像がどのようにして生まれたのかを考古学的視点から解明します。特に、お釈迦様の偉大さゆえに仏像が長らく造られなかった理由を、著者は分かりやすく説明しています。仏像の起...

感想・レビュー・書評

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  • 仏像

  • 仏像はお釈迦様が入滅してから500年ほどは造られませんでした。著者はその理由を難しい教理によるものではく、お釈迦様があまりにも偉大で特別な存在であり、普通の人間ではそれを表現することができなかったため、と結論付けています。この考えにはすごく納得させられました。

    そこから仏像の起源の二派、ガンダーラ説(現在のアフガニスタン)とマトラー説(現在のパキスタン)に入っていきます。その謎解きは、まるで推理小説のよう。ギリシアの影響を多分に受け洗練されたガンダーラ仏に対し、量感に富む土着のパワーを感じるマトラー仏。ガンダーラ仏は博物館で見慣れていますが、初めて写真で観たマトラー仏のあまりにもプリミティブでしかし神々しいお姿にグッときてしまいました。これほどお姿の違う仏像がほぼ同じ時期に誕生したなんて!

    仏像の起源はどちらなのか、著者が出した結論は?ぜひ、本を手にとって確かめてみてほしいと思います。

  • 仏像がどの様にして誕生したかを、当時の遺跡や美術品から探ってゆく内容。
    そもそも最初は、仏様はいなかった。仏像というものはなく、台座のようなものがあり、それを崇めていたらしい。では、その空の台座に誰がやってきて座ったのか?誰が座らせたのか?そんな考古学的な好奇心をとても刺激してくれる。

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