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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004300021
感想・レビュー・書評
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今時、「日本語」に興味をお持ちになった方はどんな本をお読みになるのでしょう。「100プンでわかる日本語」なんていう本はあるのでしょうか。
今となっては、古い本なのかもしれませんが、ある時まで、決定版だった、あるいはここから始める本だったのがこの本ですね。
日本語に限らず、言語について考えるには様々なアプローチがありますが、素人がついていける、可能な限りのアプローチを解説していて、それぞれのアプローチから、次の道へと進んでいくことができる書き方は、他にはなかなかありません。
石川啄木の親友、金田一京助の息子で、テレビで人気の秀穂は息子。ぼくは一度講演を聞いたことがありますが、平安朝の音韻を口にした金田一春彦先生のこえの響きは今でも忘れることができません。スゴイ学者ですよ。
学生さん向けの案内をブログに載せています。一度覗いてみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201904110002/
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【電子ブックへのリンク先】
https://kinoden.kinokuniya.co.jp/hokudai/bookdetail/p/KP00076389
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下巻に記載
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言語からは文化が見えるということは知っていたがこれほどまでか、と思った。それくらいたくさんの事例があって読んでいて純粋に楽しかった。いっぱい日本語うんちくが脳内にストックされた。
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大人になって自分は読書量が足りない、語彙が少ない、表現力を磨かねば——などと焦っていたが、無闇矢鱈に読書をする前に、まずこの本を手に取ることができて良かったと思う。日本語の味わい方のコツがちょっと掴めた気がする。
なるほど。「ご利益」を「ゴリヤク」と読むのは宗教(仏教)的な言葉だからなのか!……等、具体例が身近で面白く、すぐ学びにつながる。
小・中・高校と一生懸命国語をやってきはずなのであるが、しかし日本語についてはまだまだ知らない事が多い。なんとなく違和感を感じつつも通り過ぎてしまっていた自身の母語。その特徴や美しさや歴史を、海外の言語と比較しながら改めて学びなおすことができた。一般人向けにこういう本を残してくださったこと、金田一先生には感謝を申し上げたい。
また読み返したいし、下巻も買ったので読みます。 -
さすがにこの時代に読むには古すぎる感がある。
一例を上げただけで根拠としている説明が多く、あまり説得力を感じなかった。 -
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【目次】
1.世界のなかの日本語
2.発音から見た日本語
3.語彙から見た日本語
【感想】
30年近く前の本なので古くさい記述も所々あるが、それでも内容は面白い。他の言語と比べて日本語が難しいところ、優れたところ、語彙の豊かさなどなるほどと感じる部分が多々ある。 -
これはかなり面白い。
日本語の分析を世界の国々と比較しながらやっていく。
日本という国の特徴をとらえ直すことができ、その工程では、けっこう笑えるような内容も出てくる。
雑学としては一級で、日本に住んでいて日本語を話すのに知らなかったことがあるのに愕然とする。
日本の歌の歌詞の分析も含まれていて、作詞にも役立つ。 -
外国語と比べて日本語が有している言語学的な特徴を取り上げ,これを取っ掛かりにしてその背後にある文化や精神性の共通点や相違点について考察していく内容.上巻は単語や発音についてのテーマが中心である.
漢字ベースで語彙が作られているという背景から,同じ単語に対して全く違う発音をすることが許容されている,というのが非日本語話者からすると不可解だというのは,なかなか日本語を使っている側には想像しづらいが,言われてみればそうかもしれないと思う.
日本語は発話者の地位や立場を反映して文体が豊富にあるので,特に書き言葉での表現の幅が広がるという点について,これまで私自身はむしろ,同じ内容を伝える上で文体の差異が余計なバイアスになっていると感じることが多く,否定的に捉えてきたところがあるが,著者はどちらかというと肯定的に捉えている.
同様の意味を持つ単語で和語,漢語,洋語の3種がある時に,和→漢→洋の順で次第に格や品質が良くなるというのは,今まで気付かなかったものの確かにそうなっているものが多く,興味深いと思う.これもつまるところ,その語を使う人の身分を反映していると考えられ,著者が述べている身分と言葉の関連を支持するものの一つであるように思われる. -
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内容的に難しいのではないだろうかと思い読みはじめたが、専門書的では無くわかりやすく書かれていて理解しやすい。
日本語の特徴、他の言語との比較など興味深く読める。
下巻を読むのがとても楽しみだ。 -
日本語の特色を、分かりやすく説明している本です。上巻では、世界の諸言語の中で日本語がどのような特色を持っているかということや、日本語の発音と語彙の特色が解説されています。
単に日本語の仕組みを説明するのではなく、その背後に日本の文化的特色を見ようとしているところに、本書のおもしろさがあります。今日では、やや文化的本質主義のきらいがあるのも事実ですが、取り上げられている例などが生き生きとしていて、おもしろく読めます。 -
日本語を他の言語と比べたときの特徴。「日本語は論理的でない」などの、よくある日本語disが、くだらないことだということが分かった。語り口が昭和でいい。
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この本が初めて書かれたのが1957年、そして改訂されたのが1988年。1988年に改定されたものを当時購入して1回読んでいるのだが、今回改めて読んでみた。
1988年なんて、私からすればちょっと前くらいにしか思えないのだが、この本を読んで、もうずっと遠い昔となってしまったのだと感じられた。1988年くらいにはまだ普通に使われていたと思われる言葉であっても、今10代や20代の人たちに使ってみたらぽかんとされてしまうような言葉がたくさん使われているからだ。逆に、このころにはまだ新しく、違和感を覚えたような言葉(例えば「美肌」)が、今では普通に使われていると気がつかされ、隔世の感を禁じえなかった。やっぱり言葉は生き物だ。今、金田一先生がご存命であったなら、この本をどのように改訂されただろう。
ただ、そんな私であっても、私の祖父世代の金田一先生の、特に外国に対する価値観には、さらに古いなあと感じてしまうこと(例えば、「未開」を連発したりするところ)も多かった。
このように書くと、もう時代が違ってしまって読む価値が低くなってしまったようにも思えてしまうが、私たちが何気なく使っている言葉の由来や、外国語と比べたときにどんな特色があるのかなどという内容については、やはり勉強になることが多く、言葉を通じて日本の文化、日本の社会、日本人について考えさせられるという点では、有意義であるとは思う。日本語では言えるのに英語では言えない言葉、その逆についての記述も多く、その文化的な背景にも触れられているので、英語その他の外国語の勉強にも参考になることはあると思った。 -
日本語とその他世界の言語を比較しながら様々なトピックを語る。日本語もしくは言語に興味があれば面白いと思う。しかし専門書ではないせいか統計的なデータや徹底した議論は見られないので、言語学を専門として勉強する者には物足りないかもしれない。また、書かれたのが1988年と古い事にも注意が必要だ。
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なるほど。
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日本語の特徴を様々な観点からまとめた本。
言語化されたものっていうのは、その言語の文化や習慣を表しうる。
たとえば、日本語には「魚」を表すことばがたくさんある。「うお」と「さかな」という読み方でも違ったり、魚の種類もたくさんあるし。
個人的には自称をたくさん作れるところが興味深い。
動物を並べても、自称や語尾でキャラクター作りができる。
漫画・アニメでは欠かせない表現。
外国語との比較もあってとてもわかりやすく、読み口もやさしい。
言語学をしていなくても、日本語ってこんな言葉っていうのを知るのに最適な本です。 -
上巻は日本語成立と特徴についてと語彙について。主に英語と中国語との比較、似ている言語の参照。
具体的にあげられるまでは、「足りてない」分野の語彙がある事に気づかないもんだ。
やっぱり動詞と形容詞の和語にバリエーションが欲しかったです^^;
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