日本語〈下〉 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004300038

感想・レビュー・書評

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  • 上巻に比べると、文法解説などは少し読んでいて面白さに欠ける。しかし、古典や外国語での例も引きながら日本語の特色について検討しているのは、本当に類書をみない、貴重なことである。

    ワープロの普及で日本語がどう変わるかという検討もされている。漢字は一画足りなくてもそれとわかれば良いのではないかと、日本語学の第一人者が提案しているのは面白い。
    漢字を正しく書くということがそれほど重要ではない時代になってきている。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    私たちが毎日なにげなく読み、書き、また話し、聞いていることば、日本語。さまざまな言語と比べながらその長所・短所を浮きぼりにし、その中にひそんでいる様々な興味深い問題を身近な具体例にもとづいて語る。下巻では、表記法と文法をとりあげるとともに、外来語の増大やワープロの普及によって日本語が今後どう変わるか、にも論及。

    【キーワード】
    新書・日本語

  • 上巻に続いて下巻も読了。
    文法の章はさすがに読み通すのに骨が折れましたが、名著ですね、当然ながら。

  • さまざまな面からみた日本語の特徴や他言語との違いがよくわかる。
    日本語の特徴として、よく言われる主語、述語の関係や、助詞「は」、「が」、などなど。
    更には一般的に日本語の不便な面の特徴といわれている部分に対し、どうやら不便ではないらしい部分もあるということも書かれている。
    内容も比較的わかりやすく、一般者向けに書かれたもののようだ。
    このように、比較的簡単に日本語のことが、知識として理解できる良書は大変素晴らしい。

  • 下巻では、日本語の表記と文法について解説がなされています。

    橋本進吉、時枝誠記、三上章といった諸家の文法を比較しながら、著者自身の観点から評価をおこなっているところもありますが、けっして難解ということはなく、分かりやすい言葉で説明がおこなわれています。国文法史についても、少し勉強してみたいという興味をかき立てられました。

  • 文法編

  • 2回目。改めて読んでみていると、言葉というのは生き物だということがわかる。1988年発行だが既に変わってきている。旧版もぜひ読んでみたい。

  • 役に立つ内容もないわけではないのだけど・・・それらよりも、???と思ってしまう内容の方が多過ぎた。
    金田一先生は、この本の中で何度も「こういう言い方をする日本語の方が便利」とか「こういう言い方をする日本語の方が文学的」と書いているのだが、それは自分が日本人だから、そういう言い方をする日本語の方が便利、文学的と感じるのが当り前なだけであって、例えば同じようにアメリカ人や中国人が思ってくれてるのなら、「そういう言い方をする日本語の方が便利」「そういう言い方をする日本語の方が文学的」と言えるのだろうけど、果たして本当に外国人もそう思っているのか、ということについては何の記述もない。つまり、まったくもって客観的ではない。金田一先生の個人的な主観にすぎないのだ。
    例えば、宛名の書き方で、日本語は広い所から先に書くが、英語はその逆となる。日本人には広いところから先に書く方が便利かもしれないが、アメリカ人は逆の方が便利と思うからそうなってきたわけで、どちらが良くてどちらが悪いということはないはずなのだが、金田一先生は「日本語の方が便利」と断じる。そりゃそうでしょ、私たちは日本人なんだから。アメリカ人が「日本語の方が便利」って思っているなら、うなづけるのですが。
    何を便利と感じ、何を文学的と思うかは、それぞれの文化や価値観に根差すわけで、こちらの価値観であちらの言葉を「便利でない」「文学的でない」と評し、「だから日本語はよい」と言われたところで、私たちが私たちの言葉を、私たちが便利なように、私たちが文学的と感じるように作ってきたのだから、そう思うにきまってるでしょ・・・とツッコまずにはいられなくなってしまう。
    「思考から言葉が生まれ、言葉が思考を規定する」という大原則を、金田一先生は思いっきり無視していらっしゃるように思えてならなかった。
    上巻のほうがまだよかった・・・。

  • 日本語って難しいというか、面倒くさいなあ。でも、きちんと使えたらかっこいいかもね。

  • 言語学に進んだきっかけ。
    下巻の方はあまり読んでいないけれど、日本語に関わる問題を網羅していて、なおかつ優しい読み口だと思う。

    言葉で言葉のことを説明するのは難しいのです。

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著者プロフィール

大正2年、言語学者金田一京助の長男として東京に生まれる。昭和12年、東京帝国大学国文科を卒業。専攻は国語学。名古屋大学で助教授、東京外国語大学、上智大学で教授を歴任。東京芸術大学、ハワイ大学、在中国日本語研修センター(北京)、NHKアナウンサー養成所などで講師、玉川学園客員教授なども務め、日本ペンクラブ理事なども兼任した。著書に、『日本語』『ことばの歳時記』など多数。なかでも教科書や辞書『現代新国語辞典』他の編纂で多くの人に親しまれた日本語研究の第一人者。平成9年文化功労者に選ばれる。平成16年5月没。

「2016年 『美しい日本語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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