日本語〈下〉 (岩波新書)

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  • 岩波書店
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レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004300038

感想・レビュー・書評

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  •  紹介は上巻に書きました。そちらをお読みください。
     初歩の学生さんに案内を書いていいます。覗いてみてください。
     https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201904110002/

  • 日本語、という言語を、徹底的に追求した名著。
    様々な視点から、日本語という言語の本質を見極めようとする試み。
    その、膨大な手間と、卓越した視点が凝縮されています。

    「日本語」。
    その独自性。多国語との類似性。
    長所。そして短所。
    日本語を日本語たらしめる、数々の要素。
    それらを一つ一つ、丁寧に検証した一冊です。

    言語を論ずる際には、その対象となる言語だけを考えては駄目。
    世界各国に散らばる他言語との対比によって、対象言語の特色を浮き出させる必要がある。
    これは、比較言語学という学問の手法らしいです。
    確かに、この考え方は、いろいろな学問に通じる考え方ですね。

    本書はそこを基点とし、「日本語」を日本語たらしめる要素を一つずつ丁寧に検証しています。
    その手法はあくまで緻密ですが、決して堅苦しくはありません。
    この抜群の平衡感が、著者である金田一春彦氏の持ち味だな、と思います。
    比較的難解な内容の筈ですが、つっかえることなく、すらすらと読めました。
    尤も、一度の通読程度では、その内容を完全に理解したとはとても言えないですけれど。

    「日本語」という言語の特色を、ここまで鮮明に浮かび上がらせたことは本当に素晴らしい。
    40刷を超える、超が付くほどのロングセラーになっている事に、深く納得しました。
    日本語の持つ独自性、一方で論じられる多国語との類似性。
    日本語の持つ長所と短所。
    それらが、短い章立てで綺麗に書き記されています。

    自分たちの母国語の特色と可能性。
    それを知ることは、とても大事なことだな、と改めて思いました。
    日本語を愛する人、必読の一冊と思います。
    読んで損はない。むしろ得るものだらけである。
    そう、断言致しましょう。

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    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000085140

    ※学外から利用する場合は、「学認アカウントを・・・」をクリックし、所属機関に本学を選択してキャンパスIDでログインしてください。

  • 上巻に比べると、文法解説などは少し読んでいて面白さに欠ける。しかし、古典や外国語での例も引きながら日本語の特色について検討しているのは、本当に類書をみない、貴重なことである。

    ワープロの普及で日本語がどう変わるかという検討もされている。漢字は一画足りなくてもそれとわかれば良いのではないかと、日本語学の第一人者が提案しているのは面白い。
    漢字を正しく書くということがそれほど重要ではない時代になってきている。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    私たちが毎日なにげなく読み、書き、また話し、聞いていることば、日本語。さまざまな言語と比べながらその長所・短所を浮きぼりにし、その中にひそんでいる様々な興味深い問題を身近な具体例にもとづいて語る。下巻では、表記法と文法をとりあげるとともに、外来語の増大やワープロの普及によって日本語が今後どう変わるか、にも論及。

    【キーワード】
    新書・日本語

  • 上巻に続いて下巻も読了。
    文法の章はさすがに読み通すのに骨が折れましたが、名著ですね、当然ながら。

  • さまざまな面からみた日本語の特徴や他言語との違いがよくわかる。
    日本語の特徴として、よく言われる主語、述語の関係や、助詞「は」、「が」、などなど。
    更には一般的に日本語の不便な面の特徴といわれている部分に対し、どうやら不便ではないらしい部分もあるということも書かれている。
    内容も比較的わかりやすく、一般者向けに書かれたもののようだ。
    このように、比較的簡単に日本語のことが、知識として理解できる良書は大変素晴らしい。

  • 下巻では、日本語の表記と文法について解説がなされています。

    橋本進吉、時枝誠記、三上章といった諸家の文法を比較しながら、著者自身の観点から評価をおこなっているところもありますが、けっして難解ということはなく、分かりやすい言葉で説明がおこなわれています。国文法史についても、少し勉強してみたいという興味をかき立てられました。

  • 文法編

  • 2回目。改めて読んでみていると、言葉というのは生き物だということがわかる。1988年発行だが既に変わってきている。旧版もぜひ読んでみたい。

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著者プロフィール

大正2年、言語学者金田一京助の長男として東京に生まれる。昭和12年、東京帝国大学国文科を卒業。専攻は国語学。名古屋大学で助教授、東京外国語大学、上智大学で教授を歴任。東京芸術大学、ハワイ大学、在中国日本語研修センター(北京)、NHKアナウンサー養成所などで講師、玉川学園客員教授なども務め、日本ペンクラブ理事なども兼任した。著書に、『日本語』『ことばの歳時記』など多数。なかでも教科書や辞書『現代新国語辞典』他の編纂で多くの人に親しまれた日本語研究の第一人者。平成9年文化功労者に選ばれる。平成16年5月没。

「2016年 『美しい日本語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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