ゴルバチョフの時代 (岩波新書 新赤版 21)

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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004300212

作品紹介・あらすじ

ゴルバチョフ政権の誕生によって、ソ連は長い停滞と保守の時代に終止符をうち、新たな時代を迎えた。若き書記長はどのような歴史的文脈の中から登場したのか。「民主化」と「経済の根本的改革」の行方は?積極的な平和外交を支える「新しい思考」とは?気鋭の政治学者が、現代ソ連を正しく理解するための知識と視座を提供する。

感想・レビュー・書評

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  • ペレストロイカが進むロシア政治を当時若手?だった下斗米さんが書いています。ゴルバチョフの登場とソ連の政治的変化について様々な視点から概観できます。最初はうまくいっていたように見えるゴルビーの改革、どこでエリツィンがうまく引っこ抜いたり、ゴルビーの目論みが崩れたのでしょうね。保守派も抵抗したはずなのにね〜。ちなみにゴルビーの軟禁は保守派との協力に基づく自作自演だったのではないかという考えは、フランス辺りでは有力らしいですよ。

  • 2冊

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著者プロフィール

法政大学法学部国際学科教授。
1948年生まれ。東京大学法学部卒業、同大学法学博士。成蹊大学教授をへて1988年より現職。専門:ロシア政治、ソ連史、冷戦史。
主な著書:『ソビエト政治と労働組合─ネップ期政治史序説』(東京大学出版会、1982年)、『ソ連現代政治』(東京大学出版会、1987年/第2版、1990年)、『ゴルバチョフの時代』(岩波新書1988年)、『「ペレストロイカ」を越えて─ゴルバチョフの革命』(朝日新聞社、1991年)、Moscow under Stalinist Rule, 1931-34(Macmillan, 1991)、『スターリンと都市モスクワ─1931~34年』(岩波書店、1994年)、『独立国家共同体への道─ゴルバチョフ時代の終わり』(時事通信社、1992年)、『ロシア現代政治』(東京大学出版会、1997年)、『ロシア世界』(筑摩書房、1999年)、『北方領土Q&A80』(小学館文庫、2000年)、『ソ連=党が所有した国家─1917~1991』(講談社、2002年、2017年文庫版『ソヴィエト連邦史』予定)、『アジア冷戦史』(中公新書、2004年)、『モスクワと金日成─冷戦の中の北朝鮮1945~1961年』(岩波書店、2006年、露版、2010年)、『図説 ソ連の歴史』(河出書房新社、2011年)、『日本冷戦史─帝国の崩壊から55年体制へ』(岩波書店、2011年)、『ロシアとソ連 歴史に消された者たち─古儀式派が変えた超大国の歴史』(河出書房新社、2013年)、『プーチンはアジアをめざす 激変する国際政治』(NHK出版新書、2014年)、『日ロ関係史─パラレル・ヒストリーの挑戦』(共編著、東京大学出版会、2015年)、『宗教と地政学から読むロシア─「第三のローマ」をめざすプーチン』(日本経済新聞出版社、2016年)。論文に「クバン事件覚え書」(『成蹊法学』No.16、1982年)、「労働組合論争・再論─古儀式派とソビエト体制の視点から」(『法政志林』No.1-3、2016年)など。

「2016年 『ロシアの歴史を知るための50章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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