- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004300342
作品紹介・あらすじ
戦後の都市の変貌は、人間と水との関係を大きく変えた。敗戦直後は、荒廃した国土に大水害が頻発した。60年代の人口集中とともに、深刻な水不足に見舞われる。そして現在、人と水の共存を図り、各地で水環境を重視した事業が行われている。人間と水の共存は可能か?都市化のなかで水環境をいかに守るか?現状を見すえ、提言を語る。
感想・レビュー・書評
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東京の水を調べているときに読んだ本。
歴史に興味がなかった高校生のときに読んだ本だが、視点を揃えて歴史を見ていくのが興味深かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主張はわかりやすく、一貫性もあるし、その中身も大いに納得できる。ただしやや議論が物足りない(アカデミックというほどではない。新書だし仕方がない?)
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[ 内容 ]
戦後の都市の変貌は、人間と水との関係を大きく変えた。
敗戦直後は、荒廃した国土に大水害が頻発した。
60年代の人口集中とともに、深刻な水不足に見舞われる。
そして現在、人と水の共存を図り、各地で水環境を重視した事業が行われている。
人間と水の共存は可能か?
都市化のなかで水環境をいかに守るか?
現状を見すえ、提言を語る。
[ 目次 ]
1 水の戦後史(戦後40年の変遷;大水害頻発時代;水不足の時代;水環境重視の時代)
2 都市化と水害の変貌(都市水害の変質―1982年の長崎水害;新しい都市治水;全流域での治水;警報情報システム)
3 水をどう利用するか(節水と渇水;水資源のさまざまな開発と利用;「おいしい水」の秘密)
4 自然の水循環をもとめて(都市化による水循環の変化;農村の変貌と水循環の変化;河川景観と水辺空間)
5 都市化社会の水文化(都市の水文化;隅田川と江戸文化;日本人と水文化)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
鶴見川の河川流域についてまなびました。また読みなおさないと。
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水9、水8
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戦後の一極集中などの都市の変貌はそれまでの人間と水との関係を大きく変貌させた。利水・治水を含め、都市部でどのように水と向き合えばいいか考える一冊。