- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004300441
感想・レビュー・書評
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とにかく読み終わった。分からないことが多すぎる中でも、ピンとくるものがありました。
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科学的な側面からしきさいについて書かれていた
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4004300444 220p 2003・7・18 9刷
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見えるのにつかみどころのない「色」に対する科学からの挑戦の歴史を、要領よくまとめてくれた一冊。目に見えない「色」に対する科学的なアプローチの工夫と挑戦を学ぶべし。
数学におけるイマジナリー・ナンバー(虚数)に相当する、イマジナリー・カラー(虚飾=つまり実世界ではありえないが、理論上存在する色)などの考え方は、解ったような解らないような不思議な面白さを覚える。まあ、数学音痴の私は、ベクトル式が登場しただけで数式は読み飛ばしてしまったが、数学好きな人はもっと楽しめると思う。
冒頭で著者が、色彩学とは学際科学といっている。言われてみれば確かにそうである。物理学・化学・工学・哲学・生理学・哲学・芸術・・・・関連する分野はきりがないようで、本書に登場する研究者も、既知の名前だけでも、ニュートンやゲーテに始まりヤングやシュレーティンガーなど多彩な大物が並ぶ。こうした巨人たちをもってしても、色を定量的に表現するのは難しいことが良く解る本だった。--- 2008.02.24