- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004300540
感想・レビュー・書評
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初心にかえって改めて、教育とは何か、どんな営みであるのかを考えるのに良い。日本の歴史、ヨーロッパにおける学校教育の歴史もかいつまんで捉えることができる。
1989年に出されているが、今さらに深刻化している教育について考えるには元を知らなくてはならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9 「学問の自由」は研究者の自由か[光本滋先生] 1
【ブックガイドのコメント】
「教育は自律的であるべきとする教育観の思想史的意義を説き、実践的課題を探る。」
(『ともに生きるための教育学へのレッスン40』129ページ)
【北大ではここにあります(北海道大学蔵書目録へのリンク先)】
https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2000214605 -
1989年が第一版。
今から20年前の教育に関する問題がまとめられている。
しかし今の日本の教育の問題もそれほど大きく変わった様には見えない。
もちろん表面的には変化した様には見える。使われる言葉も違う。しかし本質的に主体的に教育を行うものの不在、責任の不明確さという点においては同様の状態であると言えるのではないか。
教育を担保するのは親であり学校であり社会である、という基本的な考え方に依って、各立場でなすべき事を考え補完的に何が出来るのかというのを考えていく必要があるのだろう。 -
自分の生まれる前の本なので、大きく変化した状況を考えるとあまり読む気が進まなかったが、読んでみるとここでの教育問題がいまだに解決に至っていないということに驚いた。
というより、問題の解決のための策が結果として新たな問題を生んでおり、この時点からの解き直しが必要なのではと考えた。
教育に関しての権利の部分はもう一度読んでおきたい。
教育のコアになる部分を学べるけれど、一度に理解できるというのではなく、何度もここへ帰ってくるような本。 -
[ 内容 ]
日本の学校と教育が、世界から熱い視線を浴びている。
だが、現状はどうか。
過熱する受験戦争、拡大する学校間格差、体罰やいじめの横行。
学ぶ存在である人間の原点にたち返って教育を問い直すことが、いま切実に求められている。
近代以降の学校の歴史をたどり、教育学の立場から、脱学校論など現代の学校批判にもこたえようとする。
[ 目次 ]
1 教育とは何か学校とは何か(歴史の中の教育;教育とは何か)
2 学ぶことと教えること(学ぶことと子どもの発達;青年期の教育を考える―ある講演から)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
うーん…この本が書かれたのが、1989年やろ…?能力主義別の問題だとか、偏差値主義とか、塾産業vs公立学校とか、結局のところ、20年経っても問題の根源は変わっていないのではないか?と思った。そんな内容。
時代は移り変わろうが、問題の本質は変わらない。変わっていない。 -
「教育とは何か」その根本で、おもしろい部分を詳しく書かれている本
『現代教育学入門』小澤周三の前に読んでおくと、思考をしながら、教育学の本を読んでいけるようになる。 -
学者としての問題意識の高さ、緻密さは師匠丸山譲りか。
かなり参考になりました。 -
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