男と女 変わる力学―家庭・企業・社会 (岩波新書)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004300663

作品紹介・あらすじ

父親像の変化、就社から就職への兆し、働く女性の急増、フレックスタイムの導入、結婚観の多様化、夫婦別姓の胎動…。著者はこの20年、「日本経済新聞」記者として、一方で男性企業戦士たち、他方で専業主婦と働く女性たちの動向と変遷を追跡してきた。新しい波に見舞われる企業と家庭の現場から、最新のデータとともに現状を報告する。

感想・レビュー・書評

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  • 男女雇用機会均等法の施行によって、職場に女性が進出するようになった状況を受けて、相変わらず「男社会」の論理によって貫かれている企業と、そんな中でも少しずつ見え始めた変化の兆しを取り上げたルポです。

    「男は仕事、女は家庭」という常識が少し変わり始めたことへの期待が、新鮮なものとして描かれており、本書刊行当時の女性たちにとってそれが希望として受け止められていたことがはっきりと示されています。しかしその後の歴史は、こうした見通しに沿った一直線のプロセスとはならず、さまざまな問題が絡みあってきわめて複雑な様相を呈していることが徐々に明らかになっていきます。そうした現代の視点から本書の報告を見ると、その見通しはやや楽観的にすぎたのではないかと感じてしまいます。

  • 1989年刊行。著者は日本経済新聞社編集局婦人家庭部長。

     日経新聞らしく時短の家族への影響、女性総合職と一般職のキャリア形成の差異、その実情など経済問題を解説。
     ところが、少子化、未婚率・シングルの増加について触れられていないなぁ、と思いながら読み終えたら、四半世紀前の書でやはりかなり古い。
     平成初期なら男女共同参画、男女共生が持て囃されたのだろうが、結婚できない(結婚しない、あるいは降りてしまった)男女が増大している今からみれば、結婚を所与の前提としている本書は何と牧歌的なことよ、という感想しか湧かない。

  • [ 内容 ]
    父親像の変化、就社から就職への兆し、働く女性の急増、フレックスタイムの導入、結婚観の多様化、夫婦別姓の胎動…。
    著者はこの20年、「日本経済新聞」記者として、一方で男性企業戦士たち、他方で専業主婦と働く女性たちの動向と変遷を追跡してきた。
    新しい波に見舞われる企業と家庭の現場から、最新のデータとともに現状を報告する。

    [ 目次 ]
    男社会の憂鬱―新たな職場の力学への戸惑い
    夫たちの困惑
    困惑を越えて―男たちの新しい試み
    女たちの時代―女性パワーの解剖
    女たちの憂鬱
    何かが変わる―女たちの挑戦
    男女共生時代に向けて

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「複顔主婦」
    1980年代夫婦分業のモデルが新鮮。
    共働きのための、新しい夫婦モデルの模索
    総合職、一般職の観点
    過激ではない書き方だからこそ、
    私は何を大切にしていきたいのか考えさせられる。

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