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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004301011
みんなの感想まとめ
言語の多様性と文化の相互作用を深く探る内容が特徴のこの作品は、国や時代によって変わる言葉の意味やイメージについて考察しています。特に、異なる言語間での語彙の違いや、翻訳の難しさに触れながら、言語学習が...
感想・レビュー・書評
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それぞれの国で関心がある分野のことは
語彙が増えると読んだことがあります。
農業が盛んだった国では
気象に関する言葉が多かったりするように。
ある言語で、ひとつにしか結びつかない語が
別の言語ではいろいろな意味を含むとしたら
そこに「齟齬」が生じることもある。
うわ〜。翻訳が大変な仕事だってよくわかるなぁ。
この本でも、そういう語彙のことや
ひとつの言葉が与えるイメージも
国や時代によって変わってしまうという話
(太陽が赤くない国、虹が六色でも気にしない人)
カタカナ英語が氾濫する事情など
言語学習のためというより
国際社会で外国語を使うための予備知識が
たくさん載っている感じがします。
後半は漢字の利便性のような言語学的な話もあり。
1990年の新書ですが、今読んでもおもしろかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初版1990年?如何せん古すぎる。海外のステレオタイプを述べてる部分も現代では差別的にすら映る。
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岩波新書のなかでもロングセラーの一つ。
読者はいつのまにか言語への関心が駆り立てられるので、『ことばと国家』級の浸透力がある。
昨年、鈴木孝夫先生の伝記を読んだので、この本を読み返した。
そういえば、「orange が日本で云う茶色に当たることもある」という話題が出てきた。
ここを読んで私が思い出したのは、『ハリー・ポッター』(日本語訳version)に登場する〈オレンジ色の猫〉。本書を読んだあとに思い返すと、あれって、〈茶色の猫〉とする方が、日本語圏の年少読者にとっては自然なのでは……。
【書誌情報+内容紹介】
著者:鈴木孝夫
本体860円+税
通し番号:新赤版 11
刊行日:1990/01/22
ISBN:9784004301011
版型:新書 並製 カバー
辞書を頼りに小説や文献を読んでいるだけでは,他国や他民族の理解は難しいのではないか.六色の虹,黄色い太陽,恥部としての足など,興味深い例をあげながら,国による文化の違いを語るとともに,漢字の知られざる働きに光を当てて日本語の長所をも浮き彫りにする.真の国際理解を進める上で必読の,ことばについてのユニークな考察.
〈https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b267920.html〉
※一頁以上の大きな図・表は、この目次に反映させています。
【目次】
カラー口絵
目次 [i-iii]
第一章 ことばで世界をどう捉えるか 001
序論――ことばによる環境認識 002
ことばの伝達機能
ことばの叙述機能
赤い太陽 白い太陽
靴と長靴
自覚されぬ認識法の違い
本書の構成
教養主義的な効用
一 orange はオレンジとは限らない 008
茶色の車
色見本を回覧して
私の誤解
「オレンジ色の猫」
明るい茶色
不可解な翻訳
柿の実の色
金魚の色
二 フランス人は黄色の封筒が好き? 017
《黄色い封筒》
《黄色い靴》
明るい茶色
《黄色い》封筒は茶封筒
本当に黄色か
三 色彩語の二つの用法 022
日常言語の使われ方
鯨は魚か
弁別的用法と専門的用法
赤砂糖は「茶色」
基本色と専門色
四 緑のリンゴ 028
リンゴは赤
リンゴは緑
英語のリンゴ
ドイツ語のリンゴ
ロシア語のリンゴ
五 comme une pomme(リンゴのような) 032
色も形も
丸い頬
国語辞典から日本語辞典へ
色は決めかねる
赤とも結びつく
六 太陽と月 038
赤い太陽、黄色い太陽
仏語・独語と露語
ある宇宙物理学者の体験
自然科学と人文・社会科学
自覚と検証
人の育った文化的背景
文化を知らなければ…
無視できない摩擦
アラブ人と太陽
月こそ美
七 蝶と蛾 049
「パピヨン」を見た驚き
ドイツ語の場合
ゲーテの詩
ロシア語の蝶と蛾
混乱の原因
注 055
第二章 虹は七色か 059
一 世界認識の反映としての言語 060
アメリカでは虹は六色
世界共通語があれば…
伸縮自在の構造
二 英語の辞書・事典の中の虹 063
日本語の虹
文化人類学では
英和辞典の虹
英英辞典の虹
[表1 英英辞典にみる‘rainbow’の語義] [069]
百科事典は七色
三 文学・童話・絵本の虹 071
辞書のつくられ方
英国の小説
翻訳の段階で
虹のすべて
絵本など
四 学校教育での虹 076
科学教育では
虹の色の記憶法
直接質問してみると
六色と七色
五 フランス語・ドイツ語・ロシア語の虹 080
フランス語の虹
ドイツ語の虹
ロシア語の虹
六色の虹の切手
ロシア語の辞典では
ロシア人の暗記法
なぜ七か
六 科学者の虹、民衆の虹 091
西洋古典語の虹
七色はニュートンから?
『光学』が出発点に
科学の分野と民衆のレベル
非西欧圏の虹
トルコ語辞典では
伝統文化の崩壊
注 102
第三章 日本人はイギリスを理解しているか 105
一 文献依存の外国文化研究はなぜ生まれたのか 106
日本人の孤立感
文献万能主義
二 国際交流の第一歩は何か 109
国際化の時代
イスラム教徒を招く時
英語教育の目標
三 英国人が絶対に食べないもの 111
馬肉
犬の肉
四 運動会の賞品は現金 113
日本とよく似ているが
異文化の認識
五 足は恥部の一つ 115
靴屋に靴ベラがない!
靴を脱ぎたがる日本人
靴ベラの利用
一日中脱がない英国人
素足は恥部
中国人と足
文化の刻印
問題意識が必要
注 123
第四章 漢字の知られざる働き(1)――音読みと訓読みの関係 127
一 意味論的透明性と不透明性 128
難しい単語
日英両語の高級語彙
聴いて分からなくても
透明性と不透明性
音読みと訓読み
二 高級語彙と基本語彙の関係 135
「水頭症」と「無影灯」
英語の高級語彙の難しさ
漢字の音と訓
三 概念の二重音声化と表記の双面性 140
二重音声化と双面性
一般論と例外
四 日本の漢字の双面神的二面性 143
古代ローマのヤーヌス神
漢字のヤーヌス的双面性
錨と鎖
英語・仏語の二重読み
日本語の利点の理解を
高級語彙の作りやすさ
[表7 基本概念を表わす漢字とそれに対応する英語] [151-156]
五 概念表記の不変・恒常性 157
漢和辞典の部首索引
意味領域の表示
表記に《血》のある語彙
英語の場合
[表8 血に関する英語の高級語彙] [161]
注 162
第五章 漢字の知られざる働き(2)――視覚的弁別要素の必要性 165
一 貧弱な音韻・音節構造を補う 166
変わりにくい音声構造
漢字の助け
音素の数と単語の長さ
語の長さと使用頻度
「メ」「ハ」「ネ」…
もう一つの理由
子音+母音
英語・ドイツ語の場合
[表9 単音節の構造] [173-174]
二 抽象的な意味構造を補う 176
漢字のもつ個別具体性
ドイツ語とフランス語
帽子も手袋も靴も
「時計」の場合
英語と日本語
「なく」という動詞
「なる」の場合
「かたい」
表現の長さ
[表10 英語の基本語の個別具体性を示す例] [186-191]
同訓漢字の存在意義
三 視覚利用の日本語にとっての必然性と利点 194
漢字の知識がないと…
耳と目の能力の差
テレビ型言語
同音衝突の原理
同音語と漢字
日本語の中の漢字
国際化時代
四 カナ書き外来語の評価 204
外来語の氾濫
草花の名とイメージ
[表11 カタカナ表記の植物名] [206-207]
日本語の植物名
なぜデルフィニューム?
厚生大臣の驚き
当用漢字から常用漢字へ
読めば理解できるか
カタカナ語洪水の素地
英語教育が普及して
漢字制限の狙いと帰結
縮約現象で符諜化
さまざまな「コン」
五 言語干渉による日本語の変容 222
日本語はダサい?
雑誌の名前
[表13 英語名をもつ雑誌・定期刊行物の例] [224-225]
音響機器の英語表示
「日本語だと泥臭い」
英語使用の理由
タバコの名前
自動車の名前
自動車の部分名称
日本語名の自動車
日本人の心理
揺れ戻し現象もあるが
注 236
あとがき(平成元年十二月 鈴木孝夫) [241-242] -
とても面白かった。
言語学と日本語のことがもっと好きになる。
第五章で、カタカナ語の氾濫に対してバチギレ(誇張)している著者の熱量が好き。
>いったい日本以外の国で、このように自国民だけしか飲まない(読めない)出版物の名前だけを、しかも国民のすべてが理解するとは限らない外国語で表示し表紙を飾るという、不可思議なことが流行しているだろうか。もしあるとすれば、それはどこかの国の植民地である。
日本語のロゴが書かれたTシャツは日本人にとってはダサいものだが、英国では英字ロゴのTシャツは普通に売られている。
当事者たちはどんな気持ちなんだろうと想像することもあったが、そもそも「母国語はダサいもの」という認識を、日本人だけが持っているのだ、という論ですべて説明ができるのかもしれない。 -
#26奈良県立図書情報館ビブリオバトル「色」で紹介された本です。
2013.3.2
http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-927.html?sp -
その言葉が意味する範囲は、言語によって違う。
例えば、「赤」でもどこからどこまで「赤」なのか。「赤」に対するイメージなど。
辞書に載っていないことも多い。
漢字の話が出てきたが、今でいうバーコード(英語やひらがな)とQRコード(漢字)の違いかなと思った。
英語教育が普及しているので、外来語はカタカナにしないで、その国の言葉で綴るようにすればいいのかな。和製英語はカタカナで。 -
読みやすいかったし、外国語の端々に出てくる外国文化、認識の違いが面白かった。
言語に関心のある人ならば一度読むといいと思う。 -
日本語を扱う人、必読の書。「漢字を駆使できるとカッコいいですよね」と話していたら、文章の達人から薦められたものです。Amazonのポイントはイマイチなのですが、個人的には★5つ。
前半は、外国と日本との文化やものごとの捉え方の違いなどで、目からウロコが取れまくりです。海外との色の定義の違い、虹は七色か、イギリス人はなぜ靴を脱がないのか、難しい英語の表記はなぜそうなるのかなど「トリビアの泉」状態です(ついでながら、イスラム教の国旗に「月」が多い理由もわかりました)。さらに後半の「漢字の知られざる働き(1)(2)」は圧巻です。「日本語はテレビ型(聴覚と視覚を駆使)、英語はラジオ型(聴覚のみを使用)」という説明の箇所では、読みながら唸ってしまいました。
1990年初版でもう店頭にはないかもしれませんが、図書館で借りられますので、ご興味のある方は是非読んでみていただければと思います。 -
一体この文章は誰に向けて何のために書かれたものだろう。あまりに当たり前のことが延々と続く。そもそも外国語を学ぶのは、外国文化を学ぶ手段を獲得するためであり、外国語学習イコール外国文化学習ではない。英語を学ぶことと、イギリス文化を学ぶことは全く別物である。問題の立て方がずれているように思う。
この本が書かれたのは1989年とのことだが、当時はこういう認識だったのかしらん。口絵の『茶色』も自分にはオレンジ色に見える。時代とともに色の見え方が変わるのかも。虹が英語圏で6色なのも常識だと思ってたから、ドヤ顔で解説しているのも不思議に感じた。 -
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英語のorangeは「オレンジ色」で日本人がイメージするのと同じ色とは限らない。「黄色の封筒」や「赤靴」も黄色、赤とは限らない。
色の名前が持つ弁別的な用法、つまり「他のに比べて赤っぽい」から「赤」と呼ぶ、その物ズバリを表現しないこともある。
りんご、太陽に対する文化的なイメージの差。また、「フランスではリンゴはこう」「英語では虹は◯色」と言い切ることも難しい。
日本語が持つ多数の同音異義語。
音声的に「ん」を除き、すべて「子音・母音」の組み合わせしか許容しない。だから、作れる言葉の種類が限られる。また、日常語は短くなる傾向があるので、ただただ長い語を作っていろんな種類の単語ができました、というわけにもいかない。
日本語の動詞の抽象度の高さ。「なく」「鳴る」など。
日本語は、漢字(視覚)情報も込みで成立している。筆者の言う「テレビ言語」
確かに会話でも「それどういう漢字?」と尋ねることは多い。
英語は「ラジオ言語」。音声のみでほぼ成立する。単に「言語学的には…」と言っても、ヨーロッパ言語を前提として発展した言語学に日本語を当てはめることは注意を要する。
yellowが黄色だ、と覚えたところですべて理解できるとは限らない。自分にとって太陽は恵みだから誰にとってもそうだ、と思うとアラビア文化ではそうではない。
トリビア的にも面白いが、自分の理解と相手の理解が同じか?自分に対して、言葉がどんな影響を与えているか?「絶対こうだ!」と言い切らず、謙虚であり、微妙な差異や違和感に気づくモニター力が必要。 -
学生時代
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虹=7色
っていつだれから教わったかさえ覚えてない。
けど、本物の虹に遭遇したとき本当に7色か確かめた人はどれだけいるんだろうか。
日本では気にもしないような当たり前が一歩違う文化の国へ赴くとそれは当たり前じゃない。
思い込み?刷り込み?ってなんだか怖いな~
そしてもっと日本語という文化を大切にしたい(かっこいいからといって横文字ばっかり使わない) -
論文のような感じで、内容は難しくはないのだが、複雑な構成だったので読むのに時間がかかった。個人的には好きなジャンルなので読んで良かった。
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◆きっかけ
先日読んだ『ことばと思考』にて、この本の内容が何度も引用されていたので原典にあたりました。
著者は大正生まれの言語学者。大学教授も兼任している方です。著作多数。
タイトルから日本語と外国語の違いを淡々と書いてあるだけかと思っていましたが、後半に行くにつれて内容が深みを増して面白くなりました。読了後に調べたところ、著者の主張は日本語の世界地位向上とのこと。最近の日本国内では小学校にまで英語教育が降りてきて英語崇拝ムードが高まっていますが、その反動で日本語をおろそかにしてはいけないな、と、この本を読んで日本語の重要性を再確認しました。
◆第1章 ことばで世界をどう捉えるか
わかりやすく、雑談ネタになりそうな話から始まっています。『ことばと思考』で引用された茶色のタクシー(orange taxi)や、 リンゴのような(日本語:赤い/仏語:丸い)ほっぺ、黄色い太陽に白い月など。
日本ではいいイメージの太陽ですが、暑さに苦しめられている地域では太陽は悪しきものだそう。商品パッケージに太陽の絵が描いてあるだけで商品が売れなくなった例が挙げられていました。
◆第2章 虹は七色か
虹の色が国によって異なることは知っていましたが、まさか虹だけで50ページ近くも書けるほど深く調査しているとは驚き桃の木山椒の木。
◆第3章 日本人はイギリスを理解しているか
・外国では人の往来により外国語を学ぶため、話せても書けない人が少なくない。
・日本では書物で外国語を学ぶため、書けても話せない人が少なくない。
英語を知っていても、英国人と関わり合いがないと彼らについてほとんど知らないことになってしまうので、英国人の考え方や習性が紹介されています。
これに関連して、以前から読みたいと思っている本があります。
・『英米人のものの見方を理解するための教養の英語』
日本語で「そんなの裸の王様だよね」と言った時に、日本語が理解できても「裸の王様」が何(の比喩)かが分からないとセリフの意図を理解できないのと同様に、英語で前提となっている宗教や歴史を学ぶ必要性をひしひしと感じています。
◆第4章 漢字の知られざる働き(1)
この章から日本語の独特性がふんだんに解説されていて興味深く読みました。
・日本語は難しい言葉でも漢字の組み合わせから意味を推察できるが、音を聞いただけではそれが難しい。
・その理由は、その音はたいていのばあい中国語由来の音読みで、日常使う訓読みの言葉とは違うから。
・文字にした途端に、音読みの単なる音と訓読みの意味が結びつき理解できる。
たとえば「ソウショクセイ」と「蜂食性」。後者は「蜂」を「食」べる「性」質だとわかる。英語のばあい、「apivorous」はラテン語の「apis(蜂)」と「vorus(食べる性質の)」の組み合わせなので、普通の人は意味が全く想像できない。
英単語の由来となるラテン語の一覧が添付されていました。
日本人は「貧血」「白血球」「鼻炎」「乳酸菌」といった言葉が普通の会話で出てきますが、それらの単語を知らない英語人はどうやって会話をしているのでしょうね。私は以前海外で膀胱炎にかかったことがあり、医療関係ではない現地の人に「cystitis(膀胱炎)だった」と言いましたが、伝わりませんでした。「bladder(膀胱)が悪くなった。お腹の下の。おしっこ関係のところ」という表現で伝わった(のか?)と記憶しています。難儀だ。
・そんな風に役立つ日本語の音訓読みの面白さを英語人に紹介するときに使える例がある。
・これらの言葉のラテン語読みが日本語の音読みにあたり、英語読み(意味による当て字)が訓読みにあたる。
なるほど。目から鱗が落ちました。
略語 英語読み
e.g. for example
i.e. that is
etc. and so on
vs against
◆第5章 漢字の知られざる働き(2)
・日本語は抽象的で、英語は具体的である。日本語では「とる」で済まされる動作が山ほどある。
・漢字に変換すれば「取る」「撮る」「摂る」「採る」「獲る」と具体化されるが、英語の場合はもっと細かい。
対応表が添付されていました。
・日本語で会話する人は聞いた言葉の漢字を頭の中でイメージしているため、漢字表記を知らないと会話が理解できない。
・これが他言語に比べて文盲が少ない一因となっているはず。
この考えには納得しました。日本ではほとんどの人が字を書ける理由に教育水準の高さがあげられることが多いですが、言語の特徴にも一因がある可能性があるんですね。
情報源は別ですが、日本は選挙を筆記で行うとても珍しい国なんだそうです。多くの国はチェックボックスやマークシート。なぜなら文字を書けない人がいるからです。さらに文字を読めない人のために、テーマカラーと紋章のようなものも描かれます。これを初めて知ったときはカルチャーショックを受けました。
◆関連して読みたい本
・『ことばと文化』
著者の本で一番有名で評価が高いらしい。
・『閉された言語・日本語の世界』
こちらも著者の本。
・『日本語は国際語になりうるか―対外言語戦略論』
著者による日本語の国外地位を高めるための本。日本語ラブ。 -
虹の色、など理解しやすくしかし普段あまり考えることの無い視点から外国語について知ることができた。これから外国語を学ぶ人に良いと思う。
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日本と外国では、「虹は何色と考えるか?」など言語以前に文化習慣の根っこのところが違うとか、日本語の音素の少なさと漢字との分かち難い関係など、外国語と対比した時の日本語の特質をいろいろな角度から考察する。そして、いまある日本語をもっと大事にしようや・・・と著者はつぶやく。絶滅危惧種・日本語に憐れみにも似たまなざしを向けるのである。
さすがに日本語表記をアルファベットに、という暴論はもはや力を持っていないと思うが、漢字を減らせという「間違った圧力」はなお強いと思うし、なにより生活レベルで無批判に増え続けるカタカナ語、さらにその闇雲な略語などがますます隆盛を極めている(「リア充」とかもう意味わかんないし)事実には、日本語の崩壊を感じざるを得ない。
近ごろネットを渉猟していると(とくに各種のWebサービスを利用したりしていると)、日本語はほとんどアメリカ語に呑み込まれようとしていると感じる。
自分もそういう環境にいるし、それを押しとどめようという気概もないんだけど、言葉を喪失するというのは日本のアイデンティティー・・・おっと、独自性を捨てることだと思う。
小学校ではアメリカ語を教え始めるというが、そんなヒマがあるんなら日本の文化習慣や自分の好きなことを貫く信念についてもっと教えたらいいと思う。手段をではなく自分自身をまず磨かずに、世界が認めることもあるまいよ。 -
2018/03/30 18:00:41
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国によって太陽の色を赤、黄と、月の色を黄、白。
虹を七色、六色と異なる。
イギリスでは運動会の商品は現金。足は恥部の一つ。
日本語では、基本的な漢字を成人するまでに約2000字覚えてしまえば、あとはほとんどの語彙が比較的容易に理解可能となる。利点。 -
「外国語を学ぶとはどういうことか」というテーマ,それと「日本語における漢字の重要性」というテーマのふたつが語られ,両者ともにインパクトのある内容となっている.
以前,日本語ローマ字論者への反論したかったことがあるが,論破が難しかったことがあったが,この本を読んで,日本語に言語として漢字が組み込まれている点が明快に理解でき,個人的にすっきりすることができた.
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