短篇小説講義 (岩波新書)

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著者 : 筒井康隆
  • 岩波書店 (1990年6月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004301288

作品紹介

小説とは、何を、どのように書いてもいい自由な文学形式である。しかし、短篇小説の芸道化がすすみ、魅力ある作品がますます生まれにくくなっている現在、これから小説を書こうとする人に向け、短篇小説とはどのように書かれるべきか、その手法と書き方について、岩波文庫の古典作品から厳選し、噂の「文学部唯野教授」が大上段に語る10講。

短篇小説講義 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 筒井先生が常に新しいことにチャレンジしている動機みたいなのが垣間見える本。
    他に何の応用もきかない短編小説を理想とする、という。
    自由な形式で書くということは、作法がないとか好きなように書くというよりも、無意識に創作を規定する内在律をいかに脱し、オリジナルのものを作り上げるかということだ。
    といってるんだと思う。たぶん。

  • いい塩梅の指南だと思う。気にするな、しかしやはり学びなさい。小説の面白さを話しつつすごいんだけど乗り越えてがんばれっていうスタンスが良かったと思う。答えなんて無いっていう本来の答えに気持ちを落ち着かせてくれる。

  • まあ、なんでしょ、我ながらなんなんだかなーと思うのですが、筒井康隆とか村上龍とか、ごくごく若い時分から読んできた作家さんの言うことには盲目的に服従というか信用しちゃうとこ、ありますなー。 ^^

    若い時分にそういう作家に何人もめぐり合えた自分の
    僥倖には常々有り難いと思っています。
    願わくば、今日びの若者も同じだといいなあ〜と。

    こういう前置きすると、ただの贔屓目みたいに聞こえるかもしれませんが、そこはそれ、唯野教授の生みの親ですから。

    岩波書店の文庫創刊60年記念に各作家の短編小説集60点をセット販売したそうで、それを入手した中から(岩波新書なんで)、という趣向。
    王道からちょこっとズレた視点にくすぐられまちゃいました。

    何より作家としての覚悟というか、真摯な姿勢が首尾一貫していて、気持ちがいい。さすが私の贔屓、ってか。 へへっ。 ^^

  • 小説を書くということに触れた件もありますが、書き方の本ではなく、筒井さんが短篇小説をどう読んでいるのかが古典作品を例に挙げながら述べられています。
    筋を追うだけの読み方では足りないことは分かっていても、じゃあどう読むのかが分かっていなかった自分にとっては勉強になる本でした。
    読書家の方はもちろん、小説書いてますという人にもおすすめです。

  • ディケンズ「ジョージ・シルヴァーマンの釈明」
    ホフマン「隅の窓」
    アンブロウズ・ビアス「アウル・クリーク橋の一事件」
    マーク・トウェイン「頭突き羊の物語」
    ゴーリキー「二十六人の男と一人の少女」
    トオマス・マン「幻滅」
    ローソン「爆弾犬」

  • 「短編は人生の瞬間を切り取ったようなもの」という価値観に疑問を投げ、小説というものは自由に書いていいものだという基本に戻り、あえて有名でない短編を分析していく。

  • 筒井康隆先生が欧米の文豪、作家の短編をとりあげて
    分析・解説している。

    しごくまじめな短編の講義なので
    筒井ファンは物足りないと文句言ってるだろう
    ということを筒井先生はよ〜くわかっていて
    ラストに紹介しているオーストラリアの作家
    ローソンの「爆弾犬」はえらく面白い
    スラップスティックである。
    映像化してる人、いるんじゃないかな。

    短編好きとして学びの気持ちで読んだが
    単純に面白かった。

  • 爆弾犬の章の書き出しの筒井康隆節がすごく好き。

  • ためになったよー

  • 短編小説とは何か?
    それを作家筒井康隆さんがわかりやすく講義してくれています。

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