フィルハーモニーの風景 (岩波新書)

著者 : 岩城宏之
  • 岩波書店 (1990年8月20日発売)
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  • 12レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004301356

フィルハーモニーの風景 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 最初に読んだのは新刊として出てすぐのころだったが、思うところあって再読。絶版になっているのは残念だが、ウィーン・フィルやベルリン・フィルの状況は現在ではかなり違ってきているところもあるだろうから、再版しにくいのかも知らん。
    本当におもしろいのは、オーケストラの「裏方さん」たち(国内外両方)のお話。マエストロ岩城が彼らのことをコンサートの実現のために欠かせないプロとして、本当に敬愛していたのだなぁとしみじみする。
    ハープのモルナール氏の若き日のことも書かれてた。この人、そんなに若いときに来日したのか…日本のどこかがそんなに気に入ったのか。ハープの運送業者というのがなかった当時(ハープといってもどんな楽器か知らない人のほうが多かったとか)、モルナール氏の依頼をなりゆきで引き受けちゃった町の引越しやさんが、ハンモックのようにハープを吊って荷台に載せ、びよんびよん弾むのをモルナール氏が必死に押さえてたというエピソードは必笑!この引越しやさんは、モルナール氏との縁ですっかりハープの運び屋さんになってしまったという。いま検索してみると、立派なウェブサイトがあって、ちゃんと業務内容の筆頭に「楽器運送」とある(笑)
    よく知られた話なのかもしれないが、岩城氏の軽妙な文章から、元気はつらつな人柄もしのばれて楽しい。いい本です。

  • 岩城さんの本は大好きで、でも、もうあまり書店で見かけることもなくて寂しい思いをしていましたが、この本はYAMAHAでゲット!これからは楽譜とCD以外のコーナーもきちんと覗くようにしよう。
    「ウィーン・フィルの秘密」、「ベルリン・フィルの表情」、「舞台裏の風景」、「ハープの運び屋さん」、「指揮棒のこと、ホールのこと」と、クラシックに興味を持ち始めたらきっと誰もがちょっと気になるに違いないことをうまーく教えてくれて楽しい。

  • 嫌味のない文体で、スラスラ読めて面白い。
    バブル期に書かれていて、サントリーや新日フィルができた当時のこと、その頃の岩城さんが指揮していた海外オケの様子などがよく分かった気になれる。
    個人的に一番良かったのは5章の「指揮者のこと、ホールのこと」だが、そこにたどり着くまでのビルドアップがあったから、余計にクライマックスを感じられたのかもしれない。
    文章・編集が本当に巧いです。
    彼の他の本も探したくなった。

  • 一流指揮者による一流オーケストラの素顔と、その演奏を陰で支える人々(帯より)に関して。
    文章がとにかく読みやすくて、夢中で読了。バブル期の日本の頃の話なので、不況の中、お金のない楽団を支えた小さい企業さんたちの今もすごく気になります。
    現在の音楽業界の話も読んでみたくなりました。

  • 関内ブックオフで購入する。非常に読みやすい文章です。音楽関係の本の中で、一番読みやすい本でした。他の本が、クラシックマニアを読者としているのに対して、一般の読者の中で鍛えられた文章です。興味を持ったのは、ウインフィルの運営は興味深いです。指導者は置かない。採用はコネが基本である。あくまでも、結果的に世界一なのであり、世界一を目指すオーケストラではないのでしょう。現在も、同様の形態なのでしょうか。

  • 20130125読み終わった
    ウィーンフィル、ベルリンフィルに客演した筆者によるエッセイ。最高峰のオーケストラに所属する団員や裏方とのエピソードがとても興味深かった。どんな曲でも一度聴いたら全部のパートを覚えるよう躾けられているなんて、超人的な才能の集まりだからこそ可能なんだろう。それでいて、演奏する曲は9割以上が知らない曲だったりすることを考えると、気が遠くなる。すごいレベルで弾いているのだと具体的に再確認したので、コンサート鑑賞もより楽しくなりそうだ。

  • ウィーンフィルやベルリンフィルという名だたるオーケストラを描いたエッセイで、演奏を聴くだけでは知り得ない裏側が指揮者の視点で面白おかしく描かれています。
    前半の内容はコンサートを聴いただけでは決して分からないようなことばかりで非常に面白いのですが、いかんせん文章が散漫で、特に後半のハープの運送屋さんと一日を共にした話はほとんど日記のような文章で読みづらかったです。

  • 岩城さんエッセイ好きなので購入。これから読みます。

  • 著者が関った名門オケと団員たちのエピソード集。

  • 「ウィーン・フィルやベルリン・フィルの素晴しい音色は、楽員たちのどんな苦心によって磨かれ、華やかなコンサートの舞台裏では、どんな人たちがそれを支えているのか。日本を代表する指揮者として第一級のオーケストラの素顔を見てきた著者が、『楽譜の風景』に続き、興味深いエピソードをまじえつつ、その表情を軽妙な筆致で描き出す。」
    書評より

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フィルハーモニーの風景 (岩波新書)はこんな本です

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