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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784004301486
感想・レビュー・書評
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個人の研究の進行や発展の順序通りに書かれているので、四国四万十一帯の地層がどう形成されたかという局地的な内容から入り、そこから日本各地の地層の比較、そしてアジア各地との比較と移り、最後にまた自分の話に戻る。
内容は学術的だが話の展開はあまり学術的でないように思う。エッセーに近いかも。学術よりにいくなら本来はアジアの形成から入って日本列島の形成に入り、地方地方の成り立ちに細かく分け入るのが筋だろうと。
やはり個人的には新赤版よりも旧赤版のあの淡々と自分の専門を述べていくスタイルの方が好きかな。新赤版は読みやすさでも意識したのか、内容が薄い。文字が大きいのも正直却って頭に入らず困る。 -
我々が暮らしている日本列島が、大陸起源の岩盤から南半球で生まれ数千万年を超えて付加体により成長していく過程を、豊富な図表を用いて物理的・地質学的観点から論理的に記した、時間・空間を超えたダイナミクスとロマンを感じさせる本です。
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#科学道100冊/科学道クラシックス
金沢大学附属図書館所在情報
▼▼▼▼▼https://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN0551698X?caller=xc-search -
科学の道100冊 2020
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日本列島がどのようにして誕生したのか。
自分たちが生まれ育った場所だからこそ、興味が湧いたタイトルである。 -
請求記号 455.1/Ta 23
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科学道100冊 2019
【所在】3F文庫・新書 岩波新書 新赤版148
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/30484 -
現在の日本列島を特徴づける山地を始め,我々が今日立っている地面の基盤となっている岩体が,どのようにして形成されてきたかを,プレートテクトニクスにより説明した本.筆者が沈み込み帯や付加体といったテーマを専門に研究していることもあって,全体の構成もそうした部分が中心になっており,日本列島を形作ったテクトニクスそのものがどういう原理であったかという部分は深く扱わない.
高校~大学初頭レベルで習うような地学の専門用語は説明無しで使われていることも多く,一般向けというにはやや難しい本.一方地図や露頭の解説図などが豊富で,説明も丁寧なので,地学の前提知識のある人にとっては,日本列島の成り立ちを包括的に理解する一助になる.時々地図に記載のない地名が出てきたり,口絵の衛星写真では判別できないような特徴について言及していたりすることがあるので,インターネットの地図サービスを併用すると良い.
内容は1990年当時ということもあって,やや古いところもあるものの,大まかな流れをつかむには十分と思われる. -
日本列島が激しい地殻変動の結果、今の形になったことを改めて認識した。
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日本列島の形成過程をデータを元に仮説検証しています。数々の試行錯誤の結果であると思いますが、ロジカルに形成過程が説明されており、現時点では(とは言え上梓されたのは20年前)もっとも信頼がおけると思います。
本書を読んで驚いたのが、プレートテクトニクスを始めとする地球物理学が比較的新しい学問なのではないかということでした。
宇宙の観察と比較して深海調査が困難なのか、地域色が強い学問であるため世界的な知恵が集中しにくいのか...
本書の中では、日本海が開いて行く過程が面白くワクワクしながら読む事ができました。日本列島形成の歴史を知ると、日本列島の形状そのものが愛くるしく感じますし、山脈の皺が寄っている方向にさえ楽しみを見出す事ができます。さらに、東名高速道路を厚木から富士川あたりまで運転するときに見える景色が今までとはまったく違って見えそうです。
時間軸を巻き戻し、古の海溝を走っていることを想像しながら、海底2万マイルの世界に入り込めるかも。くれぐれも事故に注意しなければ。 -
正直言って、少し難しかった。地質やテクトニクスなど、いわゆる地学の分野の知識が十分でないためと思われるが、何しろ、日本列島の現在の形が骨の髄まで染み込んでいるので、シルル期だのデボン期だのといった大昔の状態はイメージすら難しい。
それでも、プレートの沈み込みによって付加帯が形成されていくこととか、そこに働く力によって様々な断層ができることなど、東日本大震災以降よく説明されるメカニズムが少しよく分かった。
元々は、八ヶ岳や南アルプスの山並みを見て、また、その近くのフォッサマグナに想いを馳せ、これらの山ができた原因を知りたいと思ったのが本書を読むきっかけであり、その目的はある程度達したが、もっと大きなことを知った。特に、中央構造線の北と南で形成プロセスが全く異なっていて、そもそもの場所も全然別であったというのは知らなかった。
誰にでも薦められる本ではないが、もう少しこの分野に詳しくなってから再読したい。 -
これを読んで、付加体に興味を持ち、卒論も付加体関連のテーマになりました☆
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日本列島の形成の歴史が、とてもダイナミックなものであることがわかります。
* 日本列島の大部分は、海洋プレートが沈み込む際に、プレート上の堆積物が大陸縁部で削り取られてできた(付加体)
* 元々中国南部にあった日本列島の太平洋側は、約1億3000万年前に北に移動して現在の日本海側に並んだ。中央構造線はその横ずれの名残り。
* 約1700万年前に日本海が拡大して大陸縁部が大陸から離れ、海が流れ込んだことによって日本は島となった。
これらが詳細に解説されており、図も多いので、とてもわかりやすいです。他にも、日高山脈や伊豆半島の形成などが解説されており、日本列島の成り立ちを様々な面から概観できます。日本列島の教科書的な内容と言えると思います。
また、研究の歴史を振り返りながら書かれているので、読み物として楽しめました。 -
私たちにとって日本列島の誕生はとても凄いことである。日本列島がなかったら、もしかしたら日本人はこの世にいなかったと思う。そんな日本列島はどうやって誕生したのか。なぜ、日本は列島になったのか。そんな疑問を持っている人は居ると思います。この本は、日本列島の誕生がわかる本です。この本を読んだら日本列島の誕生のことがよくわかりました。みなさんもこの本を読んで自分たちの国、日本列島の誕生を是非知って下さい。
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この本は、付加体地質学や日本列島形成史などの基礎的なことを学ぶのには、非常に良い入門書だと思います。
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