アメリカのユダヤ人 (岩波新書 新赤版 167)

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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004301677

作品紹介・あらすじ

国民のわずか3パーセントに満たぬユダヤ人が、アメリカの中東政策を左右している。それはなぜ可能なのか。彼らはなぜアメリカに住み、戦乱絶えぬパレスチナの動きをどう見ているのか。ユダヤ人にとって、イスラエルとは何なのか。丹念な取材をとおして、その多様な生き方と意識を浮き彫りにし、われわれの歪んだユダヤ人像を突き崩す。

感想・レビュー・書評

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  • 「アメリカのユダヤ人」土井敏邦著、岩波新書、1991.04.19
    225p ¥580 C0229 (2019.06.20読了)(2005.06.18購入)

    【目次】
    序 なぜ「アメリカのユダヤ人」か
    1 ニューヨークのユダヤ人たち
    2 あるユダヤ人家庭を訪ねて
    3 ソ連から移住してきた人たち
    4 パレスチナを支援するユダヤ人たち
    5 イスラエル・ロビーの実像
    6 在米ユダヤ組織のリーダーたち
    7 ネルソン・マンデラとユダヤ人
    8 統計でみるイスラエル観
    おわりに―湾岸戦争の“勝利者”はだれか
    あとがき

    ☆関連図書(既読)
    「創世記」旧約聖書、関根正雄訳、岩波文庫、1956.05.06
    「出エジプト記」旧約聖書、関根正雄訳、岩波文庫、1969.01.16
    「モーセ」浅野順一著、岩波新書、1977.12.20
    「ユダヤ人」村松剛著、中公新書、1963.12.18
    「離散するユダヤ人」小岸昭著、岩波新書、1997.02.20
    「ヒトラーとユダヤ人」大澤武男著、講談社現代新書、1996.05.20
    「日本人とユダヤ人」イザヤ・ベンダサン著、角川文庫、1971.09.30
    「ユダヤにこだわると世界が見えなくなる」宮崎正弘著、二見書房、1987.05.20
    「ユダヤ人の超発想法」宮崎正弘著、総合法令出版、1997.03.04
    「パレスチナ」笹川正博著、朝日選書、1974.09.20
    「パレスチナ」並河萬里著、新人物往来社、1974.09.15
    「サラーム 平和を!」三留理男著、集英社、1984.03.30
    「パレスチナは戦争館」浅井久仁臣著、情報センター出版局、1985.02.13
    「パレスチナ」広河隆一著、岩波新書、1987.08.20
    「アラブとイスラエル」高橋和夫著、講談社現代新書、1992.01.20
    「パレスチナ合意」芝生瑞和著、岩波ブックレット、1993.11.29
    「内側から見たイスラエル」笈川博一著、時事通信社、1994.09.01
    「パレスチナ 瓦礫の中のこどもたち」広河隆一著、徳間文庫、2001.02.15
    「まんがパレスチナ問題」山井教雄著、講談社現代新書、2005.01.20
    「ガザ通信」サイード・アブデルワーヘド著・岡真理訳、青土社、2009.04.10
    (「BOOK」データベースより)amazon
    国民のわずか3パーセントに満たぬユダヤ人が、アメリカの中東政策を左右している。それはなぜ可能なのか。彼らはなぜアメリカに住み、戦乱絶えぬパレスチナの動きをどう見ているのか。ユダヤ人にとって、イスラエルとは何なのか。丹念な取材をとおして、その多様な生き方と意識を浮き彫りにし、われわれの歪んだユダヤ人像を突き崩す。

  • ユダヤ人を心底から毛嫌いする人と、心底から惚れ込む人にはどんな体験の違いが有るのだろう?反ユダヤもあれば、また親ユダヤもあり。この根幹はどこに有るのだろう?同じ人種でも千差万別というだけではない気がする。ま、私は反ユダヤではなく、反国際金融資本のはずですが。

  • アメリカに住むユダヤ人のイスラエル感を中心に紹介している。彼らの結束の強さがよくわかる。民族問題では、どこでもそうであるが、自分勝手なロジックで主張を繰り返すということがよくわかる。そこそこ楽しめた。

  • 朝鮮人のダブルスクールみたい
    民族のアイデンティティを維持することがそんなに大事か?
    ってのは日本人のお気楽さなのかね

  • アメリカの人種差別っていうと黒人を思い浮かべるけど、影?に隠れたユダヤ人の生活・文化・問題が色々例をあげて書かれてる。知らないことばかりだったのでおもしろかった。

  •  S316//  新書コーナー

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著者プロフィール

1953年佐賀県生まれ。ジャーナリスト。
1985年以来、パレスチナをはじめ各地を取材。1993年よりビデオ・ジャーナリストとしての活動も開始し、パレスチナやアジアに関するドキュメンタリーを制作、テレビ各局で放映される。2005年に『ファルージャ 2004年4月』、2009年には『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』全4部作を完成、その第4部『沈黙を破る』は劇場公開され、2009年度キネマ旬報ベスト・テンの文化映画部門で第1位、石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。次作となった『“私”を生きる』(2010年)は、2012年度キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門で第2位。

東日本大震災後に制作された中編『飯舘村 第一章・故郷を追われる村人たち』(2012年)では「ゆふいん文化・記録映画祭・第5回松川賞」を受賞。また、2012年には、ビルマ(ミャンマー)から政治難民として日本に渡った青年を14年にわたって見つめた『異国に生きる 日本の中のビルマ人』で2013年度キネマ旬報文化映画第3位、文化庁映画賞文化記録映画優秀賞受賞。その他に『飯舘村 放射能帰村』(2013)、『ガザに生きる』全5部作(2014)など。著書は『アメリカのユダヤ人』、『沈黙を破る─元イスラエル軍将兵が語る“占領”─』(いずれも岩波書店)など多数。

「2020年 『ヨルダン川西岸(3部作)[DVD]ライブラリー版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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