藤原定家の時代 中世文化の空間 (岩波新書 新赤版178 新赤版 178)
- 岩波書店 (1991年7月19日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784004301783
みんなの感想まとめ
中世の政治と文化の実態を探る本書は、藤原定家の日記『明月記』を手がかりに、彼の生きた時代を深く掘り下げています。著者は歌人としての定家の感性を通じて、当時の社会の様相を描き出すことに注力し、武士の台頭...
感想・レビュー・書評
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藤原定家の日記である『明月記』を手がかりに、彼の生きた時代の「政治」と「文化」の実態にアプローチする試みがなされています。
藤原定家といえば、『新古今和歌集』の編者であり、歌人として評価されてきました。一方、歴史学者である著者は、定家の歌の内容に立ち入るのではなく、歌人の感性を通して把握された中世社会のすがたをえがき出すことに注力しています。そのため本書では、『明月記』の記述とその周辺の歴史的事実を往還し、定家を取り巻いていた社会の実相をていねいに検討するというしかたで議論が進められています。
中世の初め、武士の台頭が著しいなかで、貴族たちはみずからのアイデンティティの再定義をせまられます。そうした状況において、定家をはじめ俊成、九条兼実のほか、サロンの中心として王朝文化を支えた女院たちの果たした役割が明らかにされます。他方で、こうした都の政治と文化に対して、鎌倉幕府の源頼朝がどのような態度で臨んだのかということにも触れられています。
とくに紙背文書などの史料のあつかいをめぐる説明は、一般の読者に煩瑣になりすぎることを防ぐためなのか、二人ないし三人の人物の会話というスタイルでおこなわれています。そうした工夫は功を奏しているといってよいのですが、タイトルが示すように藤原定家の「時代」を主題としているため、議論の焦点は定家と『明月記』から多少逸れてしまうように感じられるところもありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
▼東京外国語大学附属図書館の所蔵状況(TUFS Library OPAC)
https://www-lib.tufs.ac.jp/opac/recordID/catalog.bib/BN06519360 -
マンションで読む。意外に読みやすい。僕は、特に、この時代に何の知識もありません。それでも、気楽に読めます。再読の価値ありです。
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再読。切り口が斬新でおもしろかった。「紙背文書」は興味深い。反故からいろんなことがわかるもんだなぁ。
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再読。切り口が斬新でおもしろかった。「紙背文書」は興味深い。反故からいろんなことがわかるもんだなぁ。
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2009.08.11
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五味文彦の作品
