キャッチフレーズの戦後史 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 65
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004301950

作品紹介・あらすじ

「モーレツからビューティフルへ」「不思議、大好き」「24時間たたかえますか」…。新聞・雑誌の広告やラジオ・テレビのCMを彩るキャッチフレーズは、それぞれの時代の空気を見事に映し出してきた。傑作・話題作の生まれた背景やそれらが呼びおこした社会的反響をふり返りながら、広告と世相とのかかわりを明らかにするユニークな戦後史。

感想・レビュー・書評

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  • 他の近年のキャッチフレーズ史本と比べ、こちらは割と戦後の経済や世相と絡めて人気のキャッチフレーズを分析しており、その分読み物として面白いし、中身があるような気持ちになります。そのキャッチフレーズと世相の相関関係そのものが存在するのかはまた別の議論となるかもしれませんが、いまはYouTubeがありますから、検索かけて見たくなりますね。読みやすさ、面白さを兼ね備えているのに近年再版がないらしいのは意外!

  • 1991年11月20日、初、並、帯無
    2016年1月20日伊勢BF

  • こういう本が読みたかった!昭和戦後史に興味があったんだけど、政治や経済に特化してたり、堅苦しかったりで読めるものがなかなか見つからなかった。本書は緻密に理論を展開していくのでなく、時代の空気が分かる読み物として楽しめる。話題になったキャッチフレーズを軸に、世相と主な事件を、昭和20年から平成に入るまで一年ごとに紹介していく。良作。世相を反映させ、商品を直接に売り込むことから、ひねりやユーモアが入り、イメージ広告へと変わっていったことがよく分かった。


    激動の昭和を生きてきた人達と、衣食住があるのが当たり前で産まれた戦争を知らない子供たちに、断絶があるのは当たり前と思ってしまう。女性の立場にも大きな違いがあるだろうし。あと「追いつけ、追い越せ」ってのはやっぱりいい時代だったと思う。モデルとなる先例があって、ノウハウもあって、吸収すればいいだけだもの。そして自分達が頑張って発展させたものを、あとから追ってきた人(国)に学習され抜かされたら反感が湧くわ。そこから貿易赤字に関する反日本感情が出たりしたのかな。

    次は、昭和の経済を知りたい。神武景気は調べて分かったけど、いざなぎ景気とか知らないし!バブルは神話のように言われてるけど、たかが数年間の異常な時期だったの?キャッチフレーズ、広告についてももっと知りたい。

    読みやすく、満足のいく本でした。何より恐ろしいのは、こんな良書が古本屋で数十円で手に入ってしまうことです。

  • キャッチフレーズを網羅しているかどうかといえば
    微妙かもしれないのですが、
    自分が生まれた年はこんなキャッチフレーズだったのか、
    とか、自分はこのあたりから知っているなあ、とか、
    楽しい気分で読むことができました。

  • この本に載っている広告の殆どを知らない(あるいは知ってても見たことがない)世代ですが、資料写真が多いので、面白く読めました。

  • 資料的な価値があると思う。

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