国境を越える労働者 (岩波新書)

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  • 岩波書店
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004301967

作品紹介・あらすじ

出稼ぎ・移民労働者、難民が大量に増大しつつあり、「環境」とならぶ地球規模の課題となっている。これに対し世界各国はどのように対応してきたのか。それは送り出し国、受け入れ国双方にどんな影響を与えるのか。さまざまな経験と模索をコンパクトにまとめ今後を展望する本書は、日本の外国人労働者問題を考えるうえで必読の一冊である。

感想・レビュー・書評

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  • 1991年刊行(バブル期ですな)。著者は獨協大学経済学部教授。移民・難民など、国家間での労働者のやり取りは、送出国・受入国の何れの社会にも多大な影響を与える。本書は、それらの問題を移民者の「労働力」としての側面や労働経済学(新古典派ではないよう)の側面から分析する。少し古いけれど、①現在の欧州各国の多民族国家性とその軋轢の淵源を見ることができる上、②ここで示される欧州の労働者政策・移民政策の在り様が、人口減に直面しつつある日本の将来の見取り図を示しているようにも見える。意外な掘り出し物の感。
    受入国:労働者の二極化から自国民労働者の地位・所得の低下。国家統合の困難。外国人低賃金労働者に対する社会的費用・負担の増大。送出国:労働者、特に頭脳労働者や熟練労働者の流出と未帰国。送金外貨が国内産業・技術向上に利用されず、私蔵化。等々。

  • 当時のメモ。
    K・Tの移動がうまく働かないので、Lの移動が顕著になる。

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