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- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004302087
作品紹介・あらすじ
近世から近代にかけて、日本海には北海道から佐渡・能登をへて大阪へ至る海上の道があった。鰊〆粕、米、木材などを運ぶこの大動脈の主役「北前船」は、人びとの勇気や気概ものせ、沿岸各地を繋いでいた。海商や船乗りたちの足跡を出身地や寄港地にたどり、海に結びついた暮らし、その豊かでのびやかな文化を再発見する歴史エッセイ。
感想・レビュー・書評
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「日本海」という言葉に
「物流」という言葉をかぶせると
ーその昔、日本海は
(大陸から日本列島への)文化の道だった
という事柄を思い起こしてしまう
今回の「繁盛期」は
「北前船」による沿岸の各港の「繁盛」の記録、
上記の「文化の道」同様
「日本海」が」大動脈となって
さまざまな「物」「人」「勇気」「気概」
を運んでいた時の興味深いエッセイ
私の暮らす瀬戸内地方の一つに
昔からの「港町」の一つに「室津」という
素適な港町がある
半日もあれば、歩いて回れる「町」ですが
その小さな町に
ぎっしりと大きな「海運の歴史」が
つまっている
あらためて
「港町」探訪の面白さを
かきたてられる一冊です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前書きの文章がとても印象的で、テーマより先に良質な文章に出会えた嬉しさを感じた。
これまで読まなかったことを、非常に損をした気分にすらなった。
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