量子力学入門―現代科学のミステリー (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004302100

感想・レビュー・書評

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  • 6月新着

  • 理解が難しい部分もあるが、いままで読んだ量子論の本に比べれば、ずいぶんとわかりやすい。ごまかさずに、誠実に書こうとしているのがよくわかる。

  • 観測問題を主軸にはしていますが、歴史的な背景もわかり易く説明されているので、物理の初学者が啓蒙書として読むには良い本だと思う。

    岩波書店さんで復刊の予定があるそうです。

  • 量子力学の難しさは、数学の定義から入るときに感じた。
    岩波新書のような、解説書から入ると、敷居が低くなる感じがする。

    理論的な全貌は話からないまでも、苦手意識を払拭する手掛かりになるとよい。
    類似の解説書を3冊ほど読んでから、また物理学の入門書に戻ってみようと思った。

  • (2011.10.27読了)(2009.03.01購入)
    【10月のテーマ・宇宙を読む(その2)】
    2008年に南部陽一郎、小林誠、益川敏英の三氏がノーベル物理学賞を受賞した頃、三氏の著作を読みながら、「量子力学」の本も何か読んだ方がいいかなと思って購入した本です。
    入門と書いてあるのに、お手上げでした。全く理解できませんでした。
    わからないものは、途中で読むのをやめればいいんだろうけど、それがなかなかできないので、とりあえず最後まで目を通しました。
    量子力学とは、ミクロ世界に働く力を解明する学問分野ということなのでしょう。
    物質の構成単位を探求して行ったら、原子に辿り着き、やれやれと思う間もなく、原子は、原子核とその周りを回る電子からできている。原子核は、陽子と中性子からできているということがわかった。
    原子の大きさは、小さな原子核の周りを回る電子の軌道の大きさであるという。だから、ほとんどスカスカな状態のはずなのですが、瓶に水を入れておくことができたり、ほとんど真空状態の宇宙空間で、宇宙ステーションを気密状態にしておくことができるというのがよく分かりません。
    ところで、物質の究極が、電子、陽子、中性子で終わりだったらよかったのに、まだ終わりではなく、素粒子というものではないかということになって、研究が続けられたのですが、その素粒子が、粒子でもあり、波動でもあるということになったので、ややこやしくなってきました。(光が波動でもあり、粒子でもあるというあたりから哲学も巻き込んだ話になってきました。)
    さらに、粒子が非常に小さいために、観測しようとすると、何かを当ててやらないといけないので、観測される方がその影響を受けてしまうので、観測問題というのが生じてしまうということで、かなりのページが、その話に費やされています。
    「シュレーディンガーの猫」とか「ウィグナーの友人」という話が出てくるのですが、何が問題になっているのかよく分かりません。パラドクスの話も出てくるのですが、何がどう矛盾しているのかわかりませんでした。

    章立ては以下の通りです。
    一、プロローグ―「存在」とは何か?
    二、量子の発見
    三、量子論の発展
    四、自然の階段―物質の階層構造と力学法則
    五、波動・粒子の二重性―実験事実とその解釈
    六、量子世界の観測・測定
    七、さまざまな観測理論とパラドクス
    八、アインシュタインの疑問をめぐって
    九、量子力学の新展開―新しい原理的実験と理論形式の発展
    十、エピローグ―再び「存在」について

    ●波動と粒子(41頁)
    古典的には波動であった光に粒子性があったのだから、古典論では粒子であると考えられていた電子(または陽子や中性子)などの物質粒子に波動性があっても不思議ではない。
    ●ハドロンとレプトン(66頁)
    素粒子にはハドロン族とレプトン族があるのである。
    ハドロンはクォークという一段深い階層の構成要素からできていると考えられている。
    ●特異な宇宙論(182頁)
    宇宙論は現代物理学の中では特異な地位を占めるものだ。近代以降、物理学は何回繰り返しても同じ結果を与えるという「再現可能な実験事実」に支えられて成立している学問である。しかし、宇宙現象は通常の物理学のように実験を繰り返して確かめることはできない。再現可能な実験のできない宇宙論は観測された事実に矛盾しないシナリオ作りが中心である。
    ●量子力学(237頁)
    量子力学では、運動状態はシュレーディンガーの波動関数によって記述される。

    ☆関連図書(既読)
    「素粒子の宴 新装版」南部陽一郎、H・D・ポリツァー著、工作舎、1979.07.25
    「クォーク 第2版」南部陽一郎著、ブルーバックス、1998.02.20
    「消えた反物質」小林誠著、ブルーバックス、1997.06.20
    「現代の物質観とアインシュタインの夢」益川敏英著、岩波書店、1995.10.23
    「いま、もう一つの素粒子論入門」益川敏英著、丸善、1998.08.30
    「ニュートリノ天体物理学入門」小柴昌俊著、ブルーバックス、2002.11.20
    「立花隆 小林・益川理論の証明 陰の主役Bファクトリーの腕力」立花隆著、朝日新聞出版、2009.01.30
    「いっしょに考えてみようや-ノーベル物理学賞のひらめき-」小林誠・益川敏英著、朝日選書、2009.08.25
    「「大発見」の思考法-iPS細胞vs.素粒子-」山中伸弥・益川敏英著、文春新書、2011.01.20
    (2011年10月30日・記)

  • 2010.11.2読書開始。
    http://thomas-aquinas.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-adc3.html

    2010.11.16読了。基本的な概念を把握するにはいいのかしら。他の新書系入門書を読んでいないので、対比はできませんが(苦笑)

  • 俺には量子力学にハマってた時期とゆうものがありまして(今でも好きですが)、そのマイブームのきっかけになった本です。
    量子力学は簡単に言えば量子を扱う力学なわけです(まんま)。しかしその量子というのがくせもので、「量子の次の状態は確率的にしか決定できない」「位置を決定(測定)すると速度があいまいになり、速度を決定すると位置があいまいになる」というややこしい性質をもっています。まぁここで詳しい説明をしても仕方ないので割愛しましが。
    その量子力学を観測問題の視点から解説している本で、著者の観測問題に対する熱い意見が読めます。
    ただ岩波新書の常として、やや堅苦しく難解な印象を受けるので、わかりにくい人はブルーバックスの「不確定性原理」と併せて読むと良いと思います。

  • 多分これだと思う・・・。友人に貸しているから。

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