教科書の社会史 明治維新から敗戦まで (岩波新書 233)

  • 岩波書店 (1992年6月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784004302339

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プレミアム

みんなの感想まとめ

教育の歴史とその変遷を深く掘り下げた本作は、特に明治時代の教育制度や教科書の進化に焦点を当てています。数え歌による伝承から始まり、明治初期の「掛図」という新しい教育手法の登場まで、文字文化への移行が緻...

感想・レビュー・書評

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  • 明治の近代教育制度以前の教育の実態は数え歌による伝承→明治初期には「掛図」と呼ばれる絵や文字を印刷したポスターみたいなものだった。「童謡の近代」でも書かれてたような声の文化から文字の文化への移行がよく分かる。掛図がおもしろいのは「教科書」っていう形式以前だったから教えてる単語レベルが異常に高かったってこと。 単に識字としての読み方を教えることから、意味自体を刷り込みに重点が移動してるプロセスがまじでおもろい

  • 1992年刊。著者は財団法人教科書研究センター主任研究員。戦前教科書の検定の在り様、過程、結果等を検討する。イデオロギー色の乏しい度量衡教育の教科書的変遷も含まれるが、二宮尊徳の称揚過程や変遷など、イデオロギー色の強めな変遷が主。戦前の検定がとりわけイデオロギーに彩られている以上、当然の帰結か。もっとも、現代の旺盛な出版環境(教科書的書籍が横溢)において、戦前期における教科書ほどに社会的な価値が見出せるかは疑問。少ない書物の中、教科書を大切にせざるを得なかった戦前期と現代とでは時代相が違いすぎるからだ。
    本書が叙述する教科書の利用形態から見ると、検定の是非や当否、国定教科書の問題に思いを致す前に、教科書の持つ意義の変容について考えさせられた書である。

  • 戦前における記述内容など教科書の変化について書かれた本。

    この本を読めば、時代の変化と教科書における内容変化は関連しあっていると分かる。教育という重要なテーマを扱っているものであり、今日の我々が使っている教科書からはどのような時代が見れるのであろうか、と考えさせられる一冊であった。

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