カラー版 妖怪画談 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004302384

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃に読んで怖いなあと半泣きで見ていたのですが、なぜか何度も読んでしまう中毒性があります。

  • 2017/07/14

  • (2016.02.15読了)(2016.02.14借入)
    漫画家、妖怪研究者、水木しげるさんが、2015年11月30日、93歳で亡くなりました。
    この機会に妖怪研究者としての著書でも目を通しておこうか、と借りてきました。
    いろんな妖怪が絵になっていますが、画面の隅までしっかりと書いてあるのには、驚きますね。漫画を描く人は、線でしっかり書き込むわけですから、驚きです。
    鳥山石燕の「画図百鬼夜行」とか「百鬼夜行絵巻」とか、浮世絵画家の絵とか、伝統はあるので先人の利用できるものは、参考にしているようですが、見たこともないものを絵にするというのは、大したもんです。同じ漫画家では、「妖怪ハンター」の諸星大二郎さんも妖怪をよく書きますよね。
    116頁の「がしゃどくろ」は、浮世絵版画で見たものとよく似ています、48頁の「家鳴り」は、絵巻物で見た鬼たちの絵と似ているような気がします。

    【目次】
    はじめに
    Ⅰ 奇妙なものみてある記
    Ⅱ 出会った妖怪たち
    Ⅲ 妖怪の有名人たち
    Ⅳ 幽霊・付喪神のたぐい
    奇想を楽しむ日々
    参考文献
    登場妖怪一覧

    ●たんころりん(103頁)
    柿の実をとらずにそのままにしておくと、〝たんころりん〟という入道に化けるという。
    (昨年秋は、たくさんの柿がなったので、取り切れずに柿木に残された実がたくさんあったので、たんころりんが、たくさんいたのではないでしょうか。)
    ●すねこすり(120頁)
    犬のようなものが足に絡みついて、走るのを妨げる。
    (台所に立っていると、飼い猫が脚に体をさりげなくこすりつけて通り過ぎます。動こうとするときに足にまとわりつかれると歩きにくいですよね。)
    ●人魂(160頁)
    (家から人魂が出てくるのを見たら、そっと捕まえて、家に戻してやると死んだと思った人が生き返る、とか。)
    ●狂骨(186頁)
    〝狂骨〟は井戸の中の白骨だ。

    ☆関連図書(既読)
    「総員玉砕せよ!」水木しげる著、講談社文庫、1995.06.15
    「ゲゲゲの女房」武良布枝著、実業之日本社、2008.03.11
    「百鬼夜行絵巻の謎」小松和彦著、集英社新書、2008.12.21
    (2016年2月15日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    妖怪は本当にいるのだ!子供の頃からそう信じて妖怪を描き続けてきた現代の妖怪博士が、古今にわたる妖怪たちを初めてオールカラーで描く。訪ね歩いた奇妙な土地や自分が出会った妖怪たち、鬼太郎をはじめとする妖怪の有名人、幽霊・付喪神などが、精緻なタッチと豊かな色彩の中に生き生きと動きだす。妖怪ファンに贈る岩波新書特別版。

  • 怪異がキャラクターとして現れれば妖怪。
    神々も妖精も。
    河童の絵はトラウマレベル。

  • 故・水木しげる先生を偲んで。
    素晴らしい想像力だ。妖怪って怖いってイメージを、水木先生は大きく変えた。何だかどのキャラクターも愛着あって、憎めないんだよね。うん、このイマジネーションは今の世の中必要だよ。どんな仕事でも、もちろん私生活でも、想像の力は重要。
    水木先生が産み出した、鬼太郎始め、魅力的なキャラクターの妖怪たちは、永遠に生き続けると思う。

  • 妖怪辞典大好き!!

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    妖怪は本当にいるのだ!子供の頃からそう信じて妖怪を描き続けてきた現代の妖怪博士が、古今にわたる妖怪たちを初めてオールカラーで描く。訪ね歩いた奇妙な土地や自分が出会った妖怪たち、鬼太郎をはじめとする妖怪の有名人、幽霊・付喪神などが、精緻なタッチと豊かな色彩の中に生き生きと動きだす。妖怪ファンに贈る岩波新書特別版。

    【キーワード】
    新書・妖怪・水木しげる・イラスト・絵


    ++1

  • 古本で購入。
    『続 妖怪画談』『幽霊画談』に続く、岩波新書の水木しげる画談シリーズ3冊目。

    第3章「妖怪の有名人たち」には誰もが知ってる(?)有名妖怪が盛りだくさん。
    こなきじじい、火車、河童、人魚、口裂け女、九尾の狐、ぬらりひょん、海坊主、小豆洗い…
    「そうそう、これこれ」と、見たこともない妖怪の“正しい”姿を描いているとしか思えない水木サンはやっぱりすごい。
    ぬらりひょんを妖怪の総大将にしちゃったのは、まぁご愛敬と言うものでしょう。

    おもしろいのは第1章「奇妙なものみてある記」。
    水木サンが全国各地で見た民間信仰の場を描いたもので、日本の豊かな精神世界とでも言えるようなその情景が実にオモチロイ。
    「パワースポット」なんて薄っぺらい言い方をしちゃいかん迫力があるのだ。

    妖怪感度が高まる1冊。

  • 妖怪やら怪談のワンシーンやら神社・聖地やらを水木先生が絵や文で語った一冊。メジャーどころから、どマイナーまで幅広く扱ってあります。

    この一冊で「霊」の認識が少し変わりました。水木先生は「感じるモノ」と表現していますが、これはある意味真実かも知れませんね。何気ない風景やモノに感じるイミ、それこそが霊。だからイミを見いだせない人には感じれらない。人が遺したモノなんかはその代表例。その人を知っていれば意味が生じ、そこに「霊」や「神」が宿る。じんわりと死生観に影響を与えてくれる良書でした。

    しかし、水木先生はコリン・ウィルソン氏と面識会ったんですね。オカルト懐疑派としてへ萌え死しそうなツーショット、妬けます。

  • ゲゲゲブームに乗って本屋に平積みされていたものを購入。民俗学を専攻する方には興味深い一冊になる。オールカラーでこの値段設定にしてくれた、岩波さまに感謝。

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