- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004302384
感想・レビュー・書評
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これは贅沢。全ページオールカラー。
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子供の頃に読んで怖いなあと半泣きで見ていたのですが、なぜか何度も読んでしまう中毒性があります。
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たまに無性に読みたくなる、水木先生のイラストと妖怪話。先人たちの想像力の豊かさにうなりつつ、旧き良き日本の姿がそこかしこ見えますw鬼火関係が多くて面白い。そしておばあさん妖怪の顔がすさまじいwww個人的には「山颪」が好きですね。六甲の近くにもいるのかな。
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オールカラーで妖怪が描かれた本ですが、背景の「黒」が印象的な絵が多いなと感じます。まだまだ暑い日が続きます。こんな本で涼んでみては?
(一般担当/もくもくれん)令和3年9月の特集「黒い本」 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705198
おどろおどろしくも魅力的な妖怪の数々がオールカラー大迫力で楽しめる。
新書なので借りるのもお手軽なサイズ。 -
水木しげるロードに行く前に予習。オールカラーで鮮やかに描かれる妖怪・幽霊・付喪神。
九尾の狐、輪入道、キジムナーなどどこかで耳にしたことがえるけれど、実態がわからなかったやつらが、絵でよみがえる。
これを読んだあとだと、あれ知ってる、あれ見たことある、だらけで、水木しげる記念館がとても楽しめた。
#出雲松江旅行本 -
妖怪は、この世の恨みとは対極の立場にある存在とされているが、なかなかどうして、妖怪なりにこの住みにくい世知辛い世を渡っていかなけばいけない状況は昔も今も変わらない気がする。
現代の妖怪は、稀薄な社会が住みよい世界か、そうでないか。以外と勝手にやっていきそうで、妖怪天国かも。 -
(2016.02.15読了)(2016.02.14借入)
漫画家、妖怪研究者、水木しげるさんが、2015年11月30日、93歳で亡くなりました。
この機会に妖怪研究者としての著書でも目を通しておこうか、と借りてきました。
いろんな妖怪が絵になっていますが、画面の隅までしっかりと書いてあるのには、驚きますね。漫画を描く人は、線でしっかり書き込むわけですから、驚きです。
鳥山石燕の「画図百鬼夜行」とか「百鬼夜行絵巻」とか、浮世絵画家の絵とか、伝統はあるので先人の利用できるものは、参考にしているようですが、見たこともないものを絵にするというのは、大したもんです。同じ漫画家では、「妖怪ハンター」の諸星大二郎さんも妖怪をよく書きますよね。
116頁の「がしゃどくろ」は、浮世絵版画で見たものとよく似ています、48頁の「家鳴り」は、絵巻物で見た鬼たちの絵と似ているような気がします。
【目次】
はじめに
Ⅰ 奇妙なものみてある記
Ⅱ 出会った妖怪たち
Ⅲ 妖怪の有名人たち
Ⅳ 幽霊・付喪神のたぐい
奇想を楽しむ日々
参考文献
登場妖怪一覧
●たんころりん(103頁)
柿の実をとらずにそのままにしておくと、〝たんころりん〟という入道に化けるという。
(昨年秋は、たくさんの柿がなったので、取り切れずに柿木に残された実がたくさんあったので、たんころりんが、たくさんいたのではないでしょうか。)
●すねこすり(120頁)
犬のようなものが足に絡みついて、走るのを妨げる。
(台所に立っていると、飼い猫が脚に体をさりげなくこすりつけて通り過ぎます。動こうとするときに足にまとわりつかれると歩きにくいですよね。)
●人魂(160頁)
(家から人魂が出てくるのを見たら、そっと捕まえて、家に戻してやると死んだと思った人が生き返る、とか。)
●狂骨(186頁)
〝狂骨〟は井戸の中の白骨だ。
☆関連図書(既読)
「総員玉砕せよ!」水木しげる著、講談社文庫、1995.06.15
「ゲゲゲの女房」武良布枝著、実業之日本社、2008.03.11
「百鬼夜行絵巻の謎」小松和彦著、集英社新書、2008.12.21
(2016年2月15日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
妖怪は本当にいるのだ!子供の頃からそう信じて妖怪を描き続けてきた現代の妖怪博士が、古今にわたる妖怪たちを初めてオールカラーで描く。訪ね歩いた奇妙な土地や自分が出会った妖怪たち、鬼太郎をはじめとする妖怪の有名人、幽霊・付喪神などが、精緻なタッチと豊かな色彩の中に生き生きと動きだす。妖怪ファンに贈る岩波新書特別版。 -
怪異がキャラクターとして現れれば妖怪。
神々も妖精も。
河童の絵はトラウマレベル。