ソフトウェアの話 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004302421

作品紹介・あらすじ

コンピュータはハードウェアとソフトウェアからなるが、後者の占める比重はますます大きくなっている。ソフトウェアとはいったい何なのか。どのように作られ、どう使われるのか。知的財産権をいかに考えるのか。プログラム開発の最前線で活躍してきた著者が、多彩な話題を取り上げソフトウェアの世界に案内し、文化との関わりを考える。

感想・レビュー・書評

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  • (1992.10.23読了)(1992.09.05購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    コンピュータはハードウェアとソフトウェアからなるが、後者の占める比重はますます大きくなっている。ソフトウェアとはいったい何なのか。どのように作られ、どう使われるのか。知的財産権をいかに考えるのか。プログラム開発の最前線で活躍してきた著者が、多彩な話題を取り上げソフトウェアの世界に案内し、文化との関わりを考える。

  • P74に、
    「プログラミング言語は、古代からの「言霊(ことだま)」を現代に復活させたかのようである。
    そしてプログラマには古代同様の注意が発せられるのである。
     「願いの言葉を唱えてごらん。願いはかなえらえっるから。
     しかし注意しなさい。
     その願いの言葉通りにかなえられるのだから。」

    「昔話の教訓は、決して欲張った願いをしないこと、自分の身の丈のほど、そして周りの人のことを考えて、
    ささやかな願いを口にすることだった。私たちもその昔からの教えを守る必要がありそうだ。」

    19992年に、ここまで分かっていたのはすごい。
    ソフトウェアを産業としてみた場合の課題について、記載している。

    ソフトウェアのハード化は、ひとつの重要な視点です。
    OSにしても、コンパイラにしても、置き換え可能であっても、ハードウェアと同じ意味での置き換えしかしないのであれば、
    もうソフトウェアではないのかもしれません。

    「気楽なプログラミング」の章では、状態遷移図を書いて、事態を説明しています。
    状態遷移図は、UMLの基本的な機能の一つであり、過去から現在にいたるまで、
    計算機械を制御するための基本的なやり方です。

    そういう基本的なことから、社会現象にいたるまでを記載しているのは、すごいと思いました。

    本書にない視点は、たとえば、ハードウェアのソフト化です。
    Verilog-HDL, VHDLなどのような「振る舞い言語」で、プログラムして、ハードウェアとして実現する作業です。
    これは、ここ年くらいに、急速に現実化したものなので、1992年当時の記述にないのはうなづけます。

    2012年版を今から書いてみようとすると、より問題が整理できるかもしれません。
    そのための準備として、参考文献一覧を、リストとして作ろうと思います。

    ps.
    最初は前からつくり、2つ目は後ろからつくっています。
    すべてを網羅する文献を探すのが至難の業であることが分かりました。

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