現代を読む: 100冊のノンフィクション (岩波新書 新赤版 243)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004302438

作品紹介・あらすじ

洪水のように新刊書があふれ、何を読めばよいのか迷う毎日。そんななかから、当代きっての読み手である佐高信氏が、現代の古典ともいうべき100冊のノンフィクションを精選して紹介する。企業社会、臓器移植、暴力団、差別、アジア、戦争、教育…。読書を通じて広がる世界を体験する歓び。あなたはこのうち何冊読みますか?

感想・レビュー・書評

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  • #893「現代を読む―100冊のノンフィクション」
     その昔「週刊サタカ」と呼ばれるほど著書を出しまくつてゐた頃の一冊。自他とも認める読書家の氏が、現代に潜む問題点を鋭く抉るノンフィクションを選びました。
     中には自分の主張にことよせた、都合の良い解釈もありますけど(例へば「自動車絶望工場」、わたくしは豊田市民なので分りますけど、事実と反する、先入観に満ちた記述もあります)、概ね「読んでみたいな」と思はせるものばかりです。情けない事に、わたくしが読んだのは数えてみると100冊中16冊だけ。
     まあ特段に残りの84冊を征服しやうとは思ひませんが、世の中の動きには敏感でゐたいと思つたのでした。

  • 佐藤優との対談本を読んで、改めて本作の著者であったことに思い至り、ずっと前から所有はしていたけど、改めて読むことにした次第。もう30年近く前の作品だし、何となく古臭い感じばかりが気になって、食わず嫌いの巻でした。実際に、これから読むにはちょっと…と思われる作品が無きにしもあらずだったけど、実際には時の流れで色褪せないような普遍的な作品が多そうで、読んでみたいと思った作品も少なからず。ひとつの作品につき、ページ見開きで纏めるという形式ですが、それだけで読んだ気になってしまうくらい、程よく纏められていて、そういう意味では、ちょっと罪作りな本とも思っちゃいました。今後の読書生活で、ブックガイドとしてまた手に取ることもしばしばありそうです。

  • 単純に本のキャパシティ増加目的の本です。
    基本的に紹介はシンプルですので
    中身を詳しく知ることはできないです。
    あしからず。

    ですが、ノンフィクションというジャンルは
    本当に面白いとは思いました。

    感想以上。
    (あくまでも本の紹介本ですからね)

  • [ 内容 ]
    洪水のように新刊書があふれ、何を読めばよいのか迷う毎日。
    そんななかから、当代きっての読み手である佐高信氏が、現代の古典ともいうべき100冊のノンフィクションを精選して紹介する。
    企業社会、臓器移植、暴力団、差別、アジア、戦争、教育…。
    読書を通じて広がる世界を体験する歓び。
    あなたはこのうち何冊読みますか?

    [ 目次 ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 辛口評論家とか自認している人には多分ロクな人はいなくて、そもそも評論家って自称している中に何人まともな人がいるかも知れない。けど、どんな人の書いたものでも、情報として役に立てば問題はない。ただ、この人の直喩には気持ち悪いものがあった。この本にはノンフィクションが100冊も載っている。「現代を読む」のタイトルどおり、ほとんどが社会問題に対するもので、こんなもの全部読んでいたら、僕は矛盾に押しつぶされてどうにかなってしまうかもしれない。これを読んで、「やっぱり、自分の好きなように生きよう」と思ったのでした。ノンフィクション作家として有名な人もいるけど、その他のほとんどの人は無名な人。ノンフィクションっていうのはそういうところが面白いです。

  • 佐高信氏が現代の古典ともいうべき100冊のノンフィクションを精選して紹介。

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著者プロフィール

1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、郷里の高校教師、経済誌の編集長を経て、評論家となる。憲法行脚の会呼びかけ人。
近著に『新しい世界観を求めて』[寺島実郎との共著]『小沢一郎の功罪』(以上、毎日新聞社}、『平民宰相原敬伝説』(角川学芸出版)、『佐高信の俳論風発』(七つ森書館)ほか多数。

「2010年 『竹中平蔵こそ証人喚問を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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