ボケの原因を探る (岩波新書)

著者 : 黒田洋一郎
  • 岩波書店 (1992年11月20日発売)
3.60
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004302551

作品紹介・あらすじ

高齢化社会の進展にともない、アルツハイマー病に代表される老人性痴呆症は、ますます深刻な問題となっている。人間は一体なぜボケるのか。治療の可能性、予防の方法はどこまでわかっているのか。神経科学の最前線で活躍する著者が、環境のなかの危険因子が脳に与える影響も指摘しつつ、老人性痴呆症のメカニズムに迫る。

ボケの原因を探る (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • (2015.04.06読了)(2015.04.01借入)
    医師の書いた本だと思っていたのですが、そうではありませんでした。
    病気の原因を探る研究者の書いたものです。出版も20年以上前ですので、いまさら読むべき本ではなかったかもしれません。
    有吉佐和子さんの「恍惚の人」「複合汚染」、原田正純さんの「水俣病」が紹介してあるので、こちらのほうは、積読してありますので、いずれ読もうと思います。
    かつて、ボケとか痴呆とやばれていたのは、認知症と呼ばれるようになったのですが、いずれにしても、一般的には、長い年月がかかって発症するので、原因がつかみにくいということです。そのような病の事例として、「水俣病」が取り上げられています。
    認知症は、認知の障害ということで、原因は脳障害ということなのですが、どうして脳障害がおこるのかはなかなか難しいようです。
    原因物質の一つとして、アルミニウムが疑われるということが書いてありますが、今日ではどうなのでしょう。最近の本を探して読んでみるしかなさそうですけど。

    【目次】
    はじめに
    序章 脳のしくみと知的活動
    第一章 生理的なボケ、病的なボケ
    第二章 アルツハイマー病の実態
    第三章 アルツハイマー病の原因追求
    第四章 ニューロンの栄養因子
    第五章 ニューロンはどうして死ぬのか
    第六章 脳の障害と外からの毒物
    第七章 アルツハイマー病の危険因子
    第八章 最後のフロンティアへの挑戦
    第九章 ボケの治療と予防
    二人のトモナガ先生―あとがきに代えて
    参考文献

    ●キノホルム(132頁)
    「疫学的にはスモンの原因はキノホルム」という見解をまとめた。
    しかし現在にいたるまで、なぜキノホルムがあのような症状を引き起こすのか、という点に関しては、よくわかっていない。神経毒性学の遅れと困難さのためである。
    ●アルミニウム(159頁)
    水道水中のアルミニウムとアルツハイマー病の発症率との間に関係があることは、ほぼ確実と思われる。脳の中に入ったアルミニウムが強い神経毒性を持っていることも確かで、ともかく、飲料水の中にあるアルミニウムを強い危険因子と考えることが必要になってきたわけである。

    ☆関連図書(既読)
    「痴呆を生きるということ」小澤勲著、岩波新書、2003.07.18
    「認知症とは何か」小澤勲著、岩波新書、2005.03.18
    「脳の話」時実利彦著、岩波新書、1962.08.28
    「水俣病の科学 増補版」西村肇・岡本達明著(済)、日本評論社、2006.07.15
    「老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた」三好春樹著、新潮文庫、2007.12.01
    「おひとりさまの老後」上野千鶴子著、法研、2007.07.12
    (2015年4月12日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    高齢化社会の進展にともない、アルツハイマー病に代表される老人性痴呆症は、ますます深刻な問題となっている。人間は一体なぜボケるのか。治療の可能性、予防の方法はどこまでわかっているのか。神経科学の最前線で活躍する著者が、環境のなかの危険因子が脳に与える影響も指摘しつつ、老人性痴呆症のメカニズムに迫る。

  • ちょっと古い本だったが、ぐっと脳に興味を持たせる本だった。

    アルツハイマー病は病的な記憶障害というイメージだけがあった。
    要旨はアルツハイマーにもいくつかの類型があるが、おおまかには同じ症状を呈する。
    原因物質は見つかっていない。
    トリガーとして免疫学的に証明されているのはアルミニウムだ、という内容。

    それゆえ後に誤った情報を流して世を混乱させたという非難を浴びることとなるかも知れないが、あえてアルミニウムはアルツハイマーの原因の一つであるという主張を展開してある。

    出版から10年近くが過ぎているので、この分野の続編を読みたいと思わせられた。

  • [ 内容 ]
    高齢化社会の進展にともない、アルツハイマー病に代表される老人性痴呆症は、ますます深刻な問題となっている。
    人間は一体なぜボケるのか。
    治療の可能性、予防の方法はどこまでわかっているのか。
    神経科学の最前線で活躍する著者が、環境のなかの危険因子が脳に与える影響も指摘しつつ、老人性痴呆症のメカニズムに迫る。

    [ 目次 ]
    序章 脳のしくみと知的活動
    第1章 生理的なボケ、病的なボケ
    第2章 アルツハイマー病の実態
    第3章 アルツハイマー病の原因追求
    第4章 ニューロンの栄養因子
    第5章 ニューロンはどうして死ぬのか
    第6章 脳の障害と外からの毒物
    第7章 アルツハイマー病の危険因子
    第8章 最後のフロンティアへの挑戦
    第9章 ボケの治療と予防

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 4004302552 222p 1992・11・20 1刷

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