東欧革命―権力の内側で何が起きたか (岩波新書)

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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004302568

作品紹介・あらすじ

一九八九年秋、相次ぐ共産党支配の崩壊という未曾有の政治ドラマのさなかに、各国の権力中枢ではどのような論理と思惑が交錯し、党の幹部たちはどうふるまったか。劇的な変動のあとにやってきたのは何か。現地取材で得られた興味深い証言をまじえて「革命」の真相に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 2017.11.5 読了

  • 興味を持っていた「東欧」のテーマの本を読むことができた。
    各国それぞれが、それぞれの方法で革命により、共産党政権から離れていく姿は、波や時代の流れがあるとはいえ、決まったルールがない点が印象に残った。
    ドイツは個人的におさらい的に読む予定だったが、一つ一つ出来事を細かく追いながら、東西統一まで読むことができたのは収穫だった。

    大きく印象を受けたのはルーマニアで、チャウシェスクの悪政の打倒は、国民の反対だと思っていたが、内部のクーデターだったことが衝撃だった。

  • 内容としてはあくまで新聞記事の延長線上といったとこでしょうか。その後の各国の動きを追い切れていないので何とも言えないところはありますが、ゴルバチョフの評価が結構高いように見受けられるのはこの時点ではそうならざるをえないのかも。
    何にしろ資本主義の克服を表向きでも掲げた結果が、どの国でも独裁的国家に収斂してしまったという事実は相当に重く受け止めないといけないのかも。国のリーダーシップ等耳当たりの良い言葉には気を付けても行き過ぎってことはないかと。

  • 参考になりました

  • 冷静かつ論理的に書いてあって面白かった。ヤルゼルスキってこういうことをした人だったのか。こんどは民衆側から見た東欧革命を読んでみたい。

  • かつて共産主義の理想に突き進んだ東ヨーロッパの国々の権力崩壊のプロセスがわかる。国によって様々な崩壊パターンがあるが、共産党内部からの緩やかな崩壊を進んだ国と国民の不満が一気に爆発し急な体制転換が成された国では、その後の社会の不安定の度合いが異なってくることが示唆される。革命後の自由選挙ではほぼ共産政権が大敗してることから、どれくらい人々の暮らしが困窮を極めていたかが気にかかる。それぞれの事例の関連を年表などによって整理してくれたら尚よかったと思う。またその後の各国の動向も気になるところである。(2006/12/2読了)

  • 東欧諸国の民主革命のあらすじを理解できるかなり使える本。
    一冊のうちに諸国の改革過程が載っているので、比較するのに最適。写真も的確に使われており、人物=肖像で覚える俺にとってかなり有益!!

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著者プロフィール

【三浦元博】共同通信社を経て、現在、大妻女子大学社会情報学部教授。主要訳書『東欧革命1989』『レーニンの墓 上・下』『情報戦のロシア革命』『ヤルタからヒロシマへ』『廃墟の零年1945』『地獄の淵から ヨーロッパ史1914-1949』(以上、白水社)ほか。 【横山司】元共同通信社外信部記者。

「2017年 『レーニン 権力と愛(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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