カンボジア最前線 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 53
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004302803

作品紹介・あらすじ

20年以上も戦火の日々を強いられてきたカンボジア。国連による統治下でも内戦は終わらず、ポル・ポト派が戦う姿勢を示しているのはなぜか。1980年から技術指導者として国境の難民キャンプ、その後、閉ざされた国の内側に長く滞在して親交を深めた著者が、カンボジアの人々の複雑な心のひだ、苦難の軌跡等を多くの肉声を交えて語る。

感想・レビュー・書評

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  • カンボジアの歴史や文化について調べていたけどどの本を読んでも理解できそうになかった中でこれだけは読めた。内戦の事情はかなり複雑だからこれ一冊で網羅できるとは思わないが導入としてこれを読んでおけばカンボジアの文献読む時にも大いに役立つと思う。

  • カンボジア事情が、まだ流動的だった1993年の書。70年初頭のロン・ノル政権、75年からのポルポト派、ヘンサムリン時代のそれぞれに起きた出来事とその背景が生々しくつづられる。そうした中でNGO活動を続けてきた人々には本当に頭が下がる。

  • まだ外国人も少なく静かだった80年代のプノンペン。(冒頭の一文)


    カンボジアの80年代の状況を、現地にボランティアとして長期滞在した筆者の体験、細かな歴史の記述、数多くの写真から、鮮明に綴っている本。


    心に響く一冊。こんなにもカンボジアの置かれた状況が悲惨だったとは。これまでの情報では他人事のような感覚だったが、この本を読んでいると隣の国のように親しみを感じる。そして同時に悲しみと、筆者のように動けない苦しみと、心にのしかかってくる。

  • [ 内容 ]
    20年以上も戦火の日々を強いられてきたカンボジア。
    国連による統治下でも内戦は終わらず、ポル・ポト派が戦う姿勢を示しているのはなぜか。
    1980年から技術指導者として国境の難民キャンプ、その後、閉ざされた国の内側に長く滞在して親交を深めた著者が、カンボジアの人々の複雑な心のひだ、苦難の軌跡等を多くの肉声を交えて語る。

    [ 目次 ]
    序章 カンボジア難民、タイへ
    第1章 カンボジアの軌跡
    第2章 カンボジア難民キャンプでの活動
    第3章 カンボジア国内へ
    第4章 内側から見たヘン・サムリン政権とカンボジアの人々
    第5章 カンボジアをめぐる和平交渉
    第6章 どのような展望があるのか?
    終章 カンボジアの人の手で

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    [ 参考となる書評 ]

  • 恋焦がれたアンコールワットを訪れる前にカンボジアの今や、歴史、文化を知ろうとこの本を手に取りました。

  • JVCの熊岡さんが、1993年の新政府樹立後、総選挙実施1ヵ月前に書き上げた当時のカンボジアの「最前線」が綴られた岩波新書。入門書という側面と、熊岡さんの回想録という両面を帯びた作りです。

    1980年のカンボジア難民キャンプでの活動からカンボジアの復興に関わり続けたJVCと熊岡さんの歴史が詰まった一冊です。

  • 少し古いですが、カンボジアについて知りたい人はどうぞ。

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著者プロフィール

1947年、東京生まれ。現在、日本映画大学教授。法務省難民審査参与員。
日本国際ボランティア・センター(JVC)顧問、前代表(1995~2006年)、カンボジア市民フォーラム共同代表世話人。
1980年、カンボジア/インドシナ難民救援活動およびJVC創設に参加、難民キャンプでの井戸掘り、技術訓練などを始める。翌年、シンガポール国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)難民(ボートピープル)キャンプでの活動に参加。以降、アジア、アフリカ各地域での人道支援活動。 外務省との定期協議や共同評価にも携わる。東京大学大学院「人間の安全保障」客員教授、UNHCR駐日事務所アドバイザー、朝日新聞紙面審議委員等を経て、現職。
主著:『カンボジア最前線』(岩波新書、93年)。共著『NGOの挑戦』(めこん、90年)、『学び・未来・NGO』(新評論、01年)、『子どもたちのイラク』(岩波ブックレット、03年)、『グローバル化と人間の安全保障』(日本経済評論、01年)など。

「2014年 『戦争の現場で考えた空爆、占領、難民』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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