明治維新とイギリス商人: トマス・グラバーの生涯 (岩波新書 新赤版 290)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004302902

作品紹介・あらすじ

長崎・グラバー邸で名高いトマス・グラバー。その生涯は、薩長の黒幕、死の商人という神話に覆われている。スコットランドをあとに幕末日本を訪れ転換期に活躍した商人の実像や、炭鉱開発を進める企業家の姿などの多面的な相貌を初めて明らかにし、激動の時代を生きぬく一商人の姿と、幕末維新期の日本に果たした役割とを重層的にとらえる。

感想・レビュー・書評

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  • ・日本の政局と共に事業成長し、政局と共に衰退。
    ・営利を超えたもの

  • 2016.12.19
    グラバーはそんな人がいたんだという感じしかなかったが、グラバーが存在しなかったら明治維新はもう少し遅れていたのは間違いないのだろうと感じた。土地を抵当に、両替商、武器や艦船の商人、高島炭坑(三菱)の成り立ちにも関わってる。もちろん、薩長の援助もしてた。

  • 分類=日本史(幕末維新期)・Tグラバー・フリーメーソン。93年7月。

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授
1972年早稲田大学政治経済学部卒業, 81年ロンドン大学大学院博士課程修了(Ph.D.),同年ロンドン大学政治経済学院(LSE)専任研究員,84年慶應義塾大学経済学部助教授,91年より同教授,2014年名誉教授。
著書に,『グローバル経済史入門』(岩波新書,2014年),『日本経済史 近世-現代』(岩波書店,2012年),『明治維新とイギリス商人』(岩波新書,1993年),Japan's Industrialization in the World Economy, 1859~1899 (Athlone Press, 1988),編著書に『馬場辰猪 日記と遺稿』(慶應義塾大学出版会,2015年),『日本石炭産業の衰退』(慶應義塾大学出版会,2012年),『岩波講座「帝国」日本の学知』第2巻(岩波書店,2006年),『日英交流史』第4巻(経済)(東京大学出版会,2001年),『近代アジアの流通ネットワーク』(創文社,1999年)などがある。

「2017年 『日英経済関係史研究 1860~1940』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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