信州に上医あり: 若月俊一と佐久病院 (岩波新書 新赤版 320)

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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004303206

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    すぐれた医者は病人のみならず地域社会や国の病をも治す。
    寒村の小さな診療所にはじまり、いまでは全国に知られる佐久総合病院。
    そこに敗戦直前に赴任し、「農民とともに」を合言葉に農村医療を実践してきた若月俊一。
    医師として、作家として人間の生と死を見つめてきた著者が、波瀾に満ちた信念の医師の半生をたどり、真の医療のあり方を問う。

    [ 目次 ]
    第1章 若月俊一との出会い
    第2章 若月俊一の生い立ち
    第3章 波乱の東大医学部時代
    第4章 佐久病院に赴任する
    第5章 佐久病院の発展と若月批判
    第6章 高度経済成長の中で
    第7章 佐久病院の充実期と今
    第8章 佐久病院と私

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • へき地医療とは

    加計呂麻島での医療を思い出そう
    日本にはあういう医療もあるのだ

    もう一生目にすることはないかもしれない
    しかし忘れてはいけない!
    2009年夏、僕が経験したのは
    加計呂麻の豊かな自然、綺麗な海、すばらしい森。

    だけで終わってはいけない!!

著者プロフィール

南木佳士(なぎ けいし)
1951年、群馬県に生まれる。東京都立国立高等学校、秋田大学医学部卒業。佐久総合病院に勤務し、現在、長野県佐久市に住む。1981年、内科医として難民救援医療団に加わり、タイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の第五十三回文學界新人賞受賞を知る。1989年「ダイヤモンドダスト」で第百回芥川賞受賞。2008年『草すべり その他の短篇』で第三十六回泉鏡花文学賞を、翌年、同作品で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する。ほか主な作品に『阿弥陀堂だより』、『医学生』、『山中静夫氏の尊厳死』、『海へ』、『冬物語』、『トラや』などがある。とりわけ『阿弥陀堂だより』は映画化され静かなブームを巻き起こしたが、『山中静夫氏の尊厳死』もまた映画化され、2020年2月より全国の映画館で上映中。

「2020年 『根に帰る落葉は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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