大往生 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 710
感想 : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004303299

感想・レビュー・書評

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  • 死に直面しながら 庶民は 明るい。
    その明るさが 楽しい。

    老い。病い。死。仲間。父。

    テーマが いいねぇ。
    こうやって、読んでいると
    年をとり 病気になり 死ぬのは 当たり前なんですね。

    長生きするのが あたりまえ。
    そんな時に 長寿 とつけるのもおかしいと言う。
    長命で いいじゃないかと。 ガッテン!

    ニンゲン 今がイチバン若いんだよ。ガッテン!

    今はただ小便だけの道具かな 圓正師匠。

    おじいちゃんは 仏様になる。
    客様は 神様ですが、死んだら仏様になる。
    中国では お客様は、帝王なので、死んだら 何になるのかな。

    ストレスはスパイスみたいなもんで、ストレスがまったくない人は、
    ニンゲンとしてもお粗末です。

    痔とか、腰痛と言うのは、ニンゲンが立って歩くようになってからです。
    動物には、痔も腰痛もありません。

    死にたいように死なせてあげたい。
    こういう死に方をしたいというイメージのない人ばかりなんです。

    ペットは死んでも、気が楽なのは 遺産がないことである。
    ふーむ。

    死んだら 天国ではなく 極楽に行きたい。

    死んだ当人が 死んだとわからなければ、それは 大往生なんですね。

    昔はね。ぼけるほど長生きしなかった。ガッテン!

    それは、ガンではなく ガンモドキだ。

    ふーむ。
    明るく死にたいね。

  • 死生観というと、西行法師の辞世の句が思い出される
    いつ死ぬかわからないというのは確かにそうなんだけど、まだ老いや死が身近な歳じゃないのであんまりピンと来なかった

  • 「待合室患者同士が診察し」
    「フルコース食後の薬飲んですみ」
    こうした句にひそむ実感こそ、この本の姿勢としたい。

    「人は死にます
    必ず死にます
    その時に 生まれてきてよかった
    生きてきてよかったと思いながら
    死ぬことができるでしょうか
    そう思って死ぬことを大往生といいます」
    で〆られていた。

    老人の日常に落とすことばが深くておもしろい。
    歳を重ねるほどに、このことばを実感していくのだと思う。

  • うちは母がTBSラジオの熱心な?リスナーなので毎週土曜は永六輔とその新世界を聞くとはなしに聞いております。今骨折で入院されているので早くよくなられると良いな、と思います。

    で、中身ですが半分色々な人の一言と親友への弔辞と対談とお父様が書かれたと言う文章で構成されており、簡単に読み終わってしまいました。個人的にそうだよなあ、と思う色々な方の一言があったりこれは違うだろうと言うのがあったりで1章が一番面白かったです。
    私なんかは永さんの作詞家としての時代よりもマルチタレントの時代の方が長く知っているのでそれほどあの大ヒット作、と言われてもピンと来ませんでした。それでも上を向いて歩こうとか見上げてごらん夜の星をとかこんにちは赤ちゃんとか知っている曲ばかりではあるので凄いなあと思いますが。

    個人的に一番面白かったのは淡谷先生の演歌歌手を束にして火をつけたい。ついでにジャリタレも燃やしたいってとこでした。過激だ(笑)

  • 生きることや死ぬことの考え方は人それぞれで、だからこそというかいつも私は違和感を感じる。
    長生きしたい、死にたくないと思った事は1度もなく、今この瞬間に死んでも何の後悔も持たないからだ。
    むしろ長く生きること、長く生きなきゃいけないことが悩みの始まりなんじゃないかと思う。

    昔のように50歳や60歳で死ぬことができていたら、人生設計もしやすく、体もある程度コントロールができる状態で死ねる。
    ただ今のように100年も生きなければいけないとなると、50歳からの50年は不自由との葛藤なのではないかとさえ思ってしまう。

    言うことをきかなくなってくる体や心をメンテナンスし、いつまでかかるかどれぐらいかかるか分からないお金の心配をし、その中でメタバースのような新しいことにも順応していかなければいけない。
    そう考えると歳をとるってしんどい…と思ってしまうので、であれば今逝ったとしても何ら後悔はない。むしろその方が幸せだと思ってしまう。
    そう考えると自分の中に「大往生」と言うワードは重要視されないと感じる。

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    ジャンル:トレンド
    出版社:岩波書店
    定価:880円(税込)
    出版日:1994年03月22日

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    永六輔(えい ろくすけ)
    1933-2016年、東京浅草に生まれる
    本名、永孝雄。早稲田大学文学部在学中より、ラジオ番組や始まったばかりのテレビ番組の構成にかかわる。放送作家、作詞家、司会者、語り手、歌手、ラジオパーソナリティなどとして、多方面に活躍

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    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3007

  • 20220319

  • 生と死についての本。
    生きることについての本は多くあるが、
    死についてこんなにネガティブでなく潔く書いてある本は出版当初珍しかったと思う。

    死への向き合いかた、受け入れ方など勉強になった。
    そして生の尊さや儚さなども同時に感じる一冊。

  • 面白かった。
    川柳も読んでいて楽しい。
    記憶に残った1節は
    過去の人生で考えれば今が一番年寄り、
    これから先の人生で考えれば今が一番若い、との言葉。
    コップ半分が空とみるか満たされているとみるかという話があるけど、それの人生版みたいな感じ。
    今を後悔しないように精一杯生きるということでしょうか。

    明るく死にたいとは思うけど、これはできるかどうかあまり自信はないです。

    死んだ後のことは遺族に任せる。それも大事かなと思いました。

    借りを作らない、も気に入りました。
    生きているということは借りをつくるということ、
    生きていくということは借りを返していくということ。
    そういう心持は持ち続けたいです。

  • 東京浅草にある浄土真宗・最尊寺の次男として生まれた永六輔。早稲田大の在学中に放送作家としてデビューし、「上を向いて歩こう 」や「遠くへ行きたい」などヒット曲の作詞でも有名なのだが、何と言っても半世紀にも及んだラジオパーソナリティーとしての功績が光る。視聴者からラジオに寄せられた数多くのハガキ、自ら全国を旅する中で市井の人々から聞いた、「老い」「病い」そして「死」に関する短くて深~い寸言(すんげん)を30万点もの中から厳選して編纂したという超大作。「生まれてきたように死んでいきたい」・「人生は 紙おむつから紙おむつ」・「死に方っていうのは、生き方です」などなど、ユーモアの中にもあっと驚く真実が記されている。巻末では「あとがき」に代えて自分自身に宛てた「弔辞」を捧げているのが何とも斬新でカッコいい。

  • ・12/04 読了.人は健康な時は死を恐れず、いざ実際に死に直面すると怖くてしょうがなくなるというのはなんとなく想像できる.死ぬことに動じない人なんていないよなぁ.それでもできれば穏やかに受け入れられるような心の準備ができる死に方がしたいと思う.思いがけずいきなり死んでしまったら恐怖を味わう時間も持たずに済んで幸せなのかもしれないけど.どっちがいいんだろうか.

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著者プロフィール

1933年、東京都に生まれる。早稲田大学文学部中退。中学生の頃からNHKラジオに脚本の投稿を始め、大学在学中から放送の世界にかかわる。以降、テレビやラジオ番組の放送作家、作詞家、語り手、歌手などの幅広い方面で活躍中。TBSラジオ「誰かとどこかで」「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」は共に長寿番組として知られる。作詞家として世に送りだした曲には、「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「こんにちは赤ちゃん」などの昭和を代表する名曲が多い。著書にはミリオンセラーの『大往生』(岩波新書)をはじめ、『生き方、六輔の。』(飛鳥新社)、『職人』『芸人』『伝言』(以上、岩波新書)、『あの世の妻へのラブレター』(中公文庫)などがある。

「2012年 『上を向いて歩こう 年をとると面白い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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