ラフカディオ・ハ-ン 虚像と実像 (岩波新書 新赤版336)

  • 岩波書店 (1994年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (218ページ) / ISBN・EAN: 9784004303367

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  • 「ラフカディオ・ハーン」太田雄三著、岩波新書、1994.05.20
    218p ¥580 C0223 (2025.10.16読了)(2025.10.09借入)
    副題「虚像と実像」
    あまり読みたくなかった本ですね。読むんじゃなかった。
    ラフかディオ・ハーンが友人などに出した手紙などを手掛かりにラフかディオ・ハーンの実像を明らかにしようとした本です。
    日本のことをまだよく知らないうちに書いた『知られざる日本の面影』については、あとで後悔していたとか。実際の事件を題材にしたエッセイでは、ラフかディオ・ハーンの脚色が入っていて事実とは違うとか。ラフかディオ・ハーンは、日本語がほとんどわからなかったとか。あんまり聞きたくないことが、多数書いてありました。
    知らなかった話で、勉強になったこともあります。
    その1、聖書の創世記第二章第二十四節
    「それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである」
    この聖書の一句は、親子関係よりも夫婦関係のほうがより重要であることを言っている、とも解釈できる句である。(115頁)
    この考え方は、日本の旧来の考え方とは、合わない。
    その2,『大津事件の烈女 畠山勇子』(153頁)
    畠山勇子という女性が、「ニコライ皇太子の一行が七隻の軍艦で帰国の途についた日の翌日、京都府庁の門前でこの事件(大津事件)に関する一種の贖罪行為として剃刀自殺を遂げた」

    【目次】
    はじめに
    第一章 来日前のハーン
    1 異文化体験の文学者
    2 人種主義的傾向
    3 日本への興味
    第二章 ハーンと明治日本
    1 遅れてきたお雇い外国人
    2 英語と英文学への懐疑
    3 熱狂から幻滅へ
    4 ハーンと創世記第二章第二十四節
    5 忠君憂国的ナショナリズムの解釈
    第三章 ハーンの文学
    1 ハーンの〈日本〉の虚構性について
    2 「勇子、一つの追憶」
    3 日本の話の再話をめぐって
    終章 日本人のハーン発見
    あとがき

    ☆関連図書(既読)
    「ラフカディオ・ハーン」河島弘美著、岩波ジュニア新書、2002.07.19
    「小泉八雲集」小泉八雲著・上田和夫訳、新潮文庫、1975.03.15
    「小泉八雲『日本の面影』」池田雅之著、NHK出版、2015.06.25
    (「BOOK」データベースより)
    『怪談』をはじめ数多くの作品で知られ、日本とその文化の最良の理解者と考えられてきたハーン(小泉八雲)は、実はつねに人種の異質性を前提として、日本を欧米に紹介してきたのであった。ハーンの作品を事実や原話を検証しながら詳細に読み解いて、熱狂と幻滅の間を激しく揺れ動いたその実像に鋭く迫り、異文化理解の本質を考える。

  • ふむ

  • 私はラフカディオ・ハーンについて何も知らなかった、と思わされた。

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